教育は甦る
7日は有意義な日曜日だったな。午前11時に友達が迎えに来てくれて長野市内へ。見たい個展があるからと彼女のススメで、田辺博保 カッティングアートを見てきた。飯綱高原に移住して来られたようで、信州らしい作品がいっぱい。欲しくなってしまったけれど、84000円、42000円とか、その10分の1しか持ちあわせのない私。とほほだわ。あっという間に時間が過ぎ、良いものをみていると心が和らいで時間を忘れてたわ。お昼は近くにあった戸隠そば屋さんの「吉祥庵」戸隠特有のボッチ盛りがいいです。冷えたお蕎麦をちゅるるるる~。あー幸せ!!そして、幕内秀夫先生 , 谷口威夫先生 , 大塚貢先生の講演会。教育は甦る~食を通して考える~というテーマのシンポジウムに参加。すごい豪華な講師人だ~。谷口先生は日本屈指の歯周病の名医。幕内先生は野球の工藤選手の食の管理をしていたり。大塚先生は真田町の非行で荒れた学校を学校給食を見直すことで、子供達の勉強の成績が上がったり、非行が減ったり犯罪が減ったり。という実績をお持ちで、今は食育アドバイザー。このままじゃ、子供が危ない。30品目摂らなきゃとかいう、そういう押し付けがましい講演じゃない。だれでもできる!!よし!!これは子供に今日から実践という内容。アメリカ産の小麦を使ったパンには国からの補助金が出るのに、国産の小麦を使ったパンには補助金がつかない???どういうことじゃ。小麦の消毒や防カビは小麦粉に直接かけてるんだって。長野はまだまだ給食が米飯週3回が平均なんだなー。県によっては完全米飯としている県もあるけど、差がありすぎ。同じ炭水化物でも、腹持ちが良いと昔から言われるご飯。それは、血糖値に明らかに出て、パンだと血糖値がかなり違って、低血糖となりうるため、イライラ、あくび、集中力低下、計算力低下。良い事ないじゃん。長野県の中学生1000人調査で37%が高脂血症、高血圧症。という信大の研究結果。2000年生まれ以降の子が中学生になったら、予測では40%を超えるであろうと。まさにうちの子は2000年生まれ。体重身長の肥満度だけではないそうだ。トーストにバター、ジャム。コーンスープにスクランブルエッグ。ウィンナーにオレンジジュース。サラダにドレッシング。谷口先生がおっしゃっていた。これが普通に見える食事だけど、戦後50年でこんなに食文化の変わった民族はいないそうで、どんな人間形成がなされるか世界から注目らしい。悪い方向にいっている気がする。全家庭で気をつかうかどうか?そう考えた時に、学校給食でちゃんと考えた献立になっているとありがたいな。大塚先生のいた真田町の献立がうらやましい。子供達の人気献立がさんまの甘露煮だもん。幸い、うちは両親がいるから昔ながらの和食。感謝する対象がそばにいる。これがコンビニ弁当、外食となると・・・作る人が見えない。本当に勉強になった1日。うちの子供たちはあと数年しかない給食だけど、関係ないことはない。これからどんどん続いていく将来を見据えた活動をしていかないとね。大塚先生の講演が6月27日(土曜日)午後2時から4時。千曲市戸倉創造館大ホール。なんと無料!!私は仕事で行けないのだけれど、お時間の取れる方は行ってみてください。子供達の健やかな成長のために何ができるのか?