今日も座れないかな・・・・
と思いつつ、電車の空席を探しながら駅のホームを歩いていると、
ひとつだけ席が空いていた。
しかし、その4人がけの席には男性3人が座っていた。
空いている空間はかなり狭いが、座ることにした。
これが悲劇、朝の悪夢の始まりだった。
身をすぼめるようにして、窮屈に座っていたが、
2駅目で一人が降りた。
誰も座ろうとはしなかった。
やはり狭いと思ったのだろう。
しかし、次の駅で、一人の異常に体格の良い(デブ!)女性が、
猛然とこちらの席めがけて来るではないか。
「無理だ!絶対無理だ!」と心の中で叫んだが、
その私の絶叫をあざ笑うかのように、
その女性は無理やりその巨大なヒップをわずかな隙間に押し込んできた。
押し込むだけなら、まあ許そう。
しかしその女性はその立派は肩幅をぐいぐいとねじ込んでくるのであった。
私の左の肩は押しつぶされ、その圧力たるや想像を絶するものであった。
そして無理やり割り込むと狸寝入りをきめこむ、そのふてぶてしさには、
ただ唖然とするしかなかった。
終点の新宿まで悪夢は続いたのであった。