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昨日の朝日新聞に気になる記事が出ていた。 記事の要約は以下のようだが、要は二酸化炭素CO2により海の酸性化が起こり、従来考えられていたよりも早く炭酸カルシウムでできたサンゴが溶け出す恐れが強まったということらしい。 温暖化の影響はじわりじわりと進み、それを実感するような現象が各地で起きているように思う。 実は温暖化で水温が上昇してもサンゴは悪影響を受けるそうだ。 つまりCO2の増大は、地球温暖化でサンゴを二重に痛めつけるわけだ。 新聞記事では触れられていなかったが、サンゴ礁はCO2を吸収する作用がありCO2削減効果があるといわれているので、そのサンゴがCO2によって死滅することになればCO2濃度がさらに増大してしまうことも十分考えられる。 負の連鎖反応がすでに始まったかもしれないのだ。 つまりこのままのCO2量を吐き出し続ければ、破滅への道をまっしぐらで、それはどんどん加速されていく可能性が高いということだ。 しかし現実は厳しい。 ここ何年かで日本より巨大な自動車市場が誕生してしまった。 中国である。 ここが動き出した時からもう破滅へのカウントダウンが始まったといっても良いかもしれない。 今すぐ出来ることをはじめなければ、取り返しのつかない状況が待っていることは間違いなさそうだ。 先進国の人間一人ひとりが真剣に考えなければならない待ったなしの問題だ。 記事の要約)興味のある人は読んでみて下さい。 ・化石燃料などから出る二酸化炭素(CO2)が温暖化だけでなく、海の「酸性化」も招き、サンゴを死滅させるなど生態系に大きな影響を与える恐れがある。 ・海は大気に放出されたCO2の約3分の1を吸収するとされ、それによって海水のアルカリ性が弱まる酸性化が起きる。現在の海水は水素イオン濃度指数(pH)が8.1で、産業革命当時より約0.1酸性化した。大気中のCO2が年に1%ずつ増える場合は、21世紀末にpH7.8まで酸性化が進むと予測されている。 ・水温や水圧などにもよるが、酸性化が進むと、炭酸カルシウムでできたプランクトンの殻やサンゴの骨格が溶け出す恐れがある。 ただ、従来は、影響が出るのは遠い将来と考えられていたが、50年ごろにCO2濃度が500ppmになるとすると南極海の一部で炭酸カルシウムが溶け出し、21世紀末に780ppmになるとすると南極海全体と北太平洋の一部に広がる恐れがある。 ◇ (キーワード:海の酸性化〉 海は現在、水素イオン濃度指数(pH)が8.1と弱アルカリ性だ。CO2が海に吸収されると、水と反応して水素イオンが増えるため、酸性には至らないが中性(pH7)に近づき、アルカリ性が弱まる。この反応を「酸性化」と呼ぶ。 増えた水素イオンは海水中の炭酸イオンと反応し、炭酸イオン濃度を下げる。炭酸イオン濃度が一定の値より低くなると、炭酸カルシウムを主成分とするサンゴ礁などが溶け出す恐れがある。 一日ワンクリック
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