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カテゴリ:映画
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田中裕子が主演というだけで観たくなった。 田中裕子は不思議な魅力のある女優だったが、75歳のおばあさんを演じる年になったのだと、自分が70歳を超えたことと併せて感慨深いものがある。年を取ったものだなと・・・。 そしてこの映画は夫に先立たれ一人で暮らす75歳の女性の孤独を見つめる話だが、何とも大胆な演出があって戸惑う場面が多々あった。 ここまで必要かなと思ってしまったが、田中裕子の存在が映画に現実性を与えていた。 主人公は岩手の田舎を捨てて東京に出てきて、結婚し、子育てをし、そして夫に先立たれる。 長男は音信不通、長女は時々孫を連れてやってくる程度で疎遠気味。 ひとり家で過ごし、病院に通い、図書館で本を借りに行く、という孤独な日々を送っている。 主人公が過去を振り返る時、主人公の感情とシンクロしながら私も回想していた。 何事も成しえなかった自分の人生、かなり切ないが、それでも人生は続く。 私には一緒に住んでいる家族があり、今のところ健康で、経済的にも贅沢は出来ないが恵まれているほうだろう。ギター演奏と透明水彩画にガーデニングという趣味もある。 何もかも忘れて没頭するほどではないが、それなりに充実している。 しかし、ふとした時に孤独や寂しさ、むなしさを感じる時があるけれど、この主人公のように自分で折り合いをつけて生きていくしかない。 ところで、私も岩手三陸の出身だが、主人公がしゃべる訛りとはかなり違うと感じた。 まあ、私の隣村、隣町でも言葉が違ったくらいだから、当然と言えば当然だが。 ただ、私のことを「おら」とは言わなかったな。「わだす」と訛っていた。
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Last updated
2026/06/26 08:26:41 PM
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