2006/11/13(月)09:36
彼とダイヤモンド
水上ルイ原作、円陣闇丸 絵
「彼とダイヤモンド」★★★★☆
リーフサウンドノベルズ
【キャスト】
篠原晶也 … 宮田幸季
黒川雅樹 … 森川智之
森悠太郎 … 菊池正美
アントニオ・ガヴァエッリ
… 一条和矢
他
晴れて恋人同士になって1ヶ月経った晶也と雅樹。
相変わらず蜜月なひと時を過ごしていたのだが・・・
晶也は銀座店に行った時にとても美しい女性に婚約指輪のデザインの依頼を受ける。
ところがデザインが決まった時、彼女の口から聞かされた耳を疑うような話
『私、来年黒川と結婚するの』
自分だけを愛してるとベッドの中で囁いてくれたのに・・・
実は影でこの女性と婚約していたの?
でもどうしても嫌いになれない・・・
悩んだ挙句晶也は自分から雅樹に別れを切り出した・・・
今年、おめでたいことに作家になられて十周年を迎えられる水上先生のデビュー作がこの前作にあたる「恋するジュエリーデザイナー」
←第一弾CD
ほぼ一年ぶりに第二弾CDが出ました。
といっても以前にも書きましたが、「恋する~」は以前CDブックになっていて、主役の晶也は当時は保志さんが担当でした。
ここのところBLのお仕事から保志さんが離れてしまったせいでしょうか?残りの3人はそのままのキャストで、晶也だけ宮田さんへと交代されたのでした。
CDブック時代は原作の挿絵どおり吹山りこさんが担当されていて、今の円陣さんはJDシリーズとしては6冊目にあたる「憂えるジュエリーデザイナー」から担当してらっしゃるんですが、CDブックからCDに変わった段階で円陣さんが書き下ろしでブックレットの担当をされてます。
円陣さんの絵がとにかく大好きな私にとってはそれだけでも買う価値があるというか
それと先日の日記に書きましたが、攻めモリモリボイスの中ではこの黒川雅樹がNO.1だと思っているので、発売決定と共に即予約でした。
それにリーフさんの通販を利用すると必ず特典ミニCDが付いてくるので、買うなら絶対にリーフさんのネット通販がお薦めです!
さて、中身ですが・・・
既に何度も読んでいる内容ですので、結末も全部わかった上で聞いているのでドキドキ☆感などは無いんですが(笑)とにかくモリモリの甘~い声にひたすらウットリしてました。
第一弾の時のように恋の駆け引きが無い分切ない声は聞けなかったんですが(いや、これがまた絶品なんですよぉ機会があったら是非聞いてみて下さい!)まぁ甘いのなんのって(≧m≦)ぷっ!
しかし、マ王に例えるとマズイんですが、比較的コンラッドに近い声で甘い声を囁いているのに相手がムラケン(爆爆爆)そりゃマズイでしょ?陛下は??なんて密かなツッコミも楽しかったりして♪
いや、なんでここで宮田さん=ムラケンと例えてしまったかというと、もちろん森川さんの声がコンラッドに近かったこともあるんですが、やはり先日日記に書いたように私の耳には宮田さんの声がまるっきり晶也に合っていないんですね。
晶也にしてはオーバーに言えばちょっと声が意地悪いんです。
この子って本当に芯はしっかりしているけどピュアな子なんで、ちょっとした具合なんですけどやっぱりこれじゃブラック晶也になっちゃうな・・・と。
正直1枚目の時より今回の方が更にブラック入っちゃってました
宮田さんとは対照的に森川さん、一条さん、菊池さんの3人は本当に役そのものって感じですごくよかったです。
特にオマケCDの<ラジオJD>はCDブック時代から面白いというか
まだアントニオと悠太郎はくっ付いていない頃なので、アントニオが悠太郎に振り回されっぱなしで。
しかし、その情けなさすらかっこいいアントニオ。
全く愛すべき男ですよ(私の一番はもちろん雅樹ですけどね)
水上先生がデビューされた頃に比べると本当にいろんな職業のいろんな感じの作品が最近は増えてきてしまって、事実私も最近はちょっと水上先生の作品はこの「JDシリーズ」と「豪華客船シリーズ」の2作品以外は遠ざかっちゃってるところはあるんですが、やはりBLというジャンルに首を突っ込んだばかりの人にはお薦めしたい作家さんであり作品です>JDシリーズ