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2008.08.28
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カテゴリ:夏目友人帳
夏目友人帳 第8話「儚い光」




公式HPより



ある沼に蛍を見にやって来た夏目とニャンコ先生。
そこにいたのは、沼を見つめる男性と彼に寄り添うようにしている妖だった。
その男性はかつて妖を見ることができたこと、ある日突然その目が妖を映さなくなったことを聞いた夏目。
自分にも彼のようにずっと望んできた解放の時が訪れるのか。もう妖を見ることのない男性が、何故この沼に来ているのか知りたいと思う夏目は――








夏目がニャンコ先生と蛍を見に川に行くと、そこにはある男性とその男性に寄り添って座っている妖が。



すると、その妖は夏目を追い掛けてきた!


てっきり悪い妖かと思いきや、崖から落ちた夏目を助けてくれて…ただ、話をしたかっただけだったのと、あの男性に取りついていたのではなかった。


あの男性は友人だという。
かつては妖が見えたのだと。
しかし、ある日突然見えなくなり話も出来なくなってしまったのだと。
彼が近々結婚すると聞き、晴れ姿を見たいと望んでいるらしい。



それにしても、ニャンコ先生が実に嬉しそうに舐めている酒日本酒の名が『猫ころし』とは傑作な!大笑い
また飲んでる時のニャンコ先生の声があまりに嬉しそうで、聞いているこっちまでニタニタしてしまう♪


それと、妖におまえ達の関係に似ていると言われ、ピッタリと


「飼い主とペットの関係だ!」



ハモってるのは素晴らしいが、どっちが飼い主でどっちがペットかは絶対に互いに逆だろう!(笑)


それと、夏目のネーミングセンスもどうかと(苦笑)


お面
長髪
沼おんな




いや、うわてがいたわ……『縮れ麺』ってなんだよ!ニャンコ先生 _(_”_;)_バタッ

しかし、思いっきり無視されてるのに「縮れ」「縮れ麺」と言い続けてるニャンコ先生の可愛さに負けた(笑)
和彦さん、毎回上手過ぎだってば!




その夜、夏目は地味に眩しい(爆)妖の身体から発する光に寝返りをうつと、その妖は夏目の頭を優しく撫でてくれた。
すると、誰かに呼ばれているような夢を見た。


「…きよ」
「…きよ」
と。



それ以来、夏目は彼女をキヨと呼ぶ事に。


夏目はキヨの話を聞いて以来、いつかは自分の持つ能力もいつか消えてしまう事があるのだろうか?と考えるように。

それまでは妖が見えなくなる日が来るとは考えもしなかったのだから当然だろう。



そんな思いがあったからか?再び夏目は川にやってくる。
そしてそこには変わらずあの男性が。


そしてその男性目がけてやってくる妖が!



慌てて男性を庇うも、その妖は人は襲わないという。

咄嗟につまづいたと誤魔化し、ついでに「この沼には何かいますか?」と聞いてみるも「蛍と鮒くらいかな」と言われ、そのまま帰ってきてしまう夏目。
どうしても男性に「あなたも妖怪が見えたんですか?」とは聞けなかったのだ。
ニャンコ先生にも、「見える者が今更蒸し返しても迷惑だろ」と釘を刺されてしまう。


そこに現れたキヨ


釣り糸を垂らしながら、夏目はキヨの昔話を聞いた。


彼の名は章史
夏目同様、妖が見える事で家族からも周りからも変な目で見られ、苦しみ、ここにはいつも泣きに来ていたらしい。
キヨはそれをジッと影から見ていたのだという。


しかし、突然夜に章史が沼に来た事で発光する身体のキヨは章史に見つかり、それ以来いろんな話をして、遊びにいって…互いに触れ合って
なのに、突然章史はキヨの姿が見えなくなってしまって。
キヨはいつだって章史の目の前にいたのに


「おまえもいつかは見えなくなるだろうか」



唐突に投げ掛けられた言葉…
そんな日が来たら…
「嫌だな」

つい、口にしてしまったその言葉。
この前まで切望していた筈なのに、今は否定している夏目の心
それだけ、友人帳を介していろんな妖と心を通わせてしまったからか?



そして再び、沼へと足を運ぶ夏目。

そこにはやはり章史と、そして章史に寄り添うキヨの姿が。


夏目は知りたかった
淡く光るキヨの姿が今はもう見えないのにどうして章史は今も沼に行くのかと。


「今となっては何もかも夢のようだ」



ポツリポツリと章史の口から語られるキヨとの思い出


いつも独りぼっちだった章史は妖を見える自分が苦しかったと。
しかし、1人の妖と出会い、彼は恋をした。

この年まで結婚しなかったのは、突然見る事が出来なくなってしまった彼女が忘れられなかったから。
それ程愛していたから…

でも、やっと心から愛する女性と出会う事が出来て、3日後に結婚するのだと。
そうしたらもうここには二度と来ないのだと。



そんな彼の言葉を聞いて安堵するキヨ。


「よかった…大切な人を見つけたんだな。
あの人はもう1人じゃないんだな。」



(キヨ、君はそれで良いのかい?)



本当は良いわけなんてない!
でも、自分はとうに姿も映して貰えず、触って貰う事も触る事も叶わない身。

そしてキヨの一番の願いは章史の心からの笑顔と1人っきりじゃない事。

だとしたら、自分とはこれっきりの別れとなってしまっても、章史の幸せを喜び送り出す事しか出来ないのではないだろうか。



その夜、夏目が見た夢…
それはキヨから流れてくる記憶なのだろう。



本当にたくさんの章史との幸せだった頃の記憶。

そして突然の別れ
必死にキヨを呼ぶ章史。
本当に彼女の言葉どおり章史の前にキヨ…いや、ホタルは目の前にいたのに。



「ホタルぅー!どこにいるんだ!
ホタルっ!見えない!
出てきてくれ!
ホタル、俺の傍に…ホタル…ホタル…」



晴れの日も、雨の日も、どれだけ季節が移り変わってもホタルは彼の傍に居続けた。


「ホタル…俺の事が嫌いになったのか?」


『好き
好きよ
好きよ…好き
好きよ』




もう感じては貰えないけど、愛情の全てで章史を抱き締め、届かない愛の言葉を口にするホタル。

夏目がいつか聞いた「…きよ」という言葉はこの時の言葉だったのですね




ふと気付くと、キヨが夏目に覆いかぶさるように見下ろしていた。


「俺は章史さんじゃないよ」


全てを知った上での夏目の言葉に蛍の妖である自分はただの虫になろうとしている事を夏目に話す。

それは自分だとわかって貰えなくても、虫として短い生涯になってしまおうとも、もう一度だけ彼に会い・触れる事が出来る最後のチャンス。

「それに、もう自分がいなくてもあの人は笑ってくれるから…」



夏目の制止を振り切り、虫の姿になったホタルは外へ出ていってしまう。
しかし、いつぞや出会った沼の妖は人は襲わないが、蛍を食べてしまうらしい。


慌てて沼に向かう夏目とニャンコ先生。
寸でで助けた蛍は別の蛍だった。


では彼女は?


その頃ホタルは夕涼みに婚約者と連れ添って歩く章史に近付いていた。
彼の差し出す指に愛しげに止まり、それを見た章史がまさにホタルの様だと形容しようとした瞬間に…仲間に紛れて飛び去った


夏目は唐突に思い出す。

以前ニャンコ先生が話してくれた沼神様と恋人の恋は上手くいったのだろうかと。


所詮、人間と妖の寿命の長さが違うからと答えるニャンコ先生。
確かに、それを上手くいったと思えるのか…それはその人、その妖の考え方次第なのでしょうけど。



そして、心の中でホタルに語りかける夏目。

今の自分の力がいつか唐突に消える瞬間が来るとしたら…
それは自分にとって『解放』なのか?それとも



そんな夏目の顔の横を掠めるようにして一匹の蛍が飛び去った
何か囁いたようにも感じたが虫の言葉はわからなくて


「ホタル…」





それから3日後、章史の結婚式

果たして章史はホタルに気付いたのか?
でも、そこには幸せそうに微笑み、祝福を受ける章史が。


確かに章史はホタルに気付いた筈。
だとすると「幸せになるよ」と誓ったからの微笑みか?そうであって欲しいと願う。





「言っとくがな、夏目!
おまえが見えなくなったとしても友人帳を頂くまでは逃がさんからな~」




夏目は思う


人間と妖怪は所詮別物だ。
でも…
たとえいつの日か妖怪が突然姿を消しても、出会った思い出は消える事はないだろう
それは決して
何一つ





今回のゲスト声優さんはホタルに桑島法子さん、章史に浜田賢二さんでした。



法子さんの上手さもさすがでしたが、個人的には章史役の浜田さんにキャーーッハート(手書き)でした!


ああ、やっぱり浜田さんの声は好きっ!
あの声でホタルを探し悲しみに暮れている時の章史の姿に号泣でした。


本当に夏目にもそんな日が章史のような日が来るのでしょうか?
ニャンコ先生とも章史やホタルのような別れの日が来るのかな?
かなり嫌だなぁ。




なんてそんな事考えてましたらっ!!
次回、それどこじゃないじゃないですか!


とうとう出てきますよ!やたら煌めいたあの男がっ(笑)


名取 周一



4月からの新番組で3つ、石田さん担当の役がありますが、その3つ目の役がとうとう♪
これは楽しみです!
個人的に登場をかなり楽しみにしてましたので(*^_^*)
次回も忘れずに見なくちゃですね(^_-)ー☆





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夏目友人帳(第6巻)





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Last updated  2008.08.28 02:06:08
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