SOLILOQUY

ヴァンパイア騎士Guilty　第１２話「世界の果て（ピリオド）」



全ての終末を受け入れる色・・赤
かつて小さい優姫が綺麗と、触れるのかと訪ねた夕日の色
でも、それは血の色でもある赤

今、本格的に李土との戦いが始まろうとしている





公式ＨＰより


自分の置かれた状況を理解した優姫は、「自分のすべきことをするといい」という枢の言葉に従い、ガーディアンとして学園のみんなを守るために李土との戦いを決意する。
その無謀とも思える行動に、ナイト・クラスもつき従う。
しかし李土の圧倒的な力の前に為すすべのない優姫たち。
李土に捕らわれた優姫の前に現れたのは、零。しかし、その様子は――――!?






『優姫、君に教えてあげたい
美しいのはこの世界ではなく、この世界を受け止める君の眼差しが美しいのだと』



この戦いの中で自分の成すべき事を悟った優姫は行動に出ます。
しかし、ヴァンパイアとして目覚めたばかりでろくに力もない優姫の行動に周りはやきもきします。



『優姫、君の瞳に醜いものを映したくない
玖蘭李土・・・奴が復活する兆しはその最たるものだった』


そしてその李土が狙うのは樹里＝優姫の血


止めたい周りと決心の固い優姫



純血種の前に他のヴァンパイアはその力さえ封印されてしまう。
そんな李土に対抗すべく枢が用意周到に作り上げた駒が零だった
優姫を守るための、優姫を裏切らない駒


しかし、シナリオどおりに進んでいるのに何故か初めて枢の感じる焦げ付くような胸の痛み



辛い戦いになるとわかっていても戦いたいと願う優姫
そんな時、正門の方で銃声が



夜狩が大量のヴァンパイアに苦戦していたのだ。
そこに駆けつける優姫達。
それでも尚優姫達に向かって攻撃してくるヴァンパイア達を薙ぎ払ったのは黒主灰閻



「理事長じゃなくて　お父さん」



正門前のヴァンパイアらは自分が引き受けるからと優姫達を先に進ませます。
と呼ぶ優姫ににっこりと微笑みかける灰閻

しかし、本来ならそれは無謀な行動。
それをやろうと１人大量のヴァンパイアに向かっていった灰閻の為にも心を鬼にして先に進む優姫



「玖蘭李土のもとに！」





その頃、一翁のもとには血を欲しがるハンター協会の会長の姿が。
永遠の美貌を手に入れる為に一翁に堕ちた会長
その顔は既にひび割れていて
しかし、結局は捨て駒　一翁に殺されてしまいました。




李土によって血を吸われたり、力を奪い合ったヴァンパイア達を辿り、ようやく李土と対峙する優姫


「待っていたよ　樹里」



『君は美しくなったね
強く、気高く　眩しい程に
嬉しいよ君の成長が　何より嬉しいよ
自由に羽ばたく為に　
優姫、どんなに遠くへ飛んで行こうと君は世界でただ１人の大切な子なんだ』



そして枢は一翁のもとに





「よく来たね、樹里　そんなに僕と１つになりたいのかい？」

優姫を守るために前に出るナイトクラスの面々
しかし、純血種である李土の前に動く事すら出来ない

そして難なく李土に捕らえられてしまう優姫
藍堂達も大量のヴァンパイア達に取り囲まれ絶体絶命


皆を守りたい一心で今となっては使えないアルテミスに手を伸ばす優姫
すると、優姫の決意に応えるようにそれまでとは形状の違う大きな鎌状へと変化し、
李土の身体を切り裂きます。
デイクラスだけでなくナイトクラスも守りたい
あくまで自分はガーディアンと宣言する優姫


「それでこそ俺の樹里　いや、樹里の娘だ」


ウットリと優姫を見つめる李土



「はねっ返りは樹里以上か？
樹里はもっと従順だったよ　そう、僕に初めて血を吸われた時はね」


蔓の様なもので優姫を捕らえ、以前、樹里の血を吸った時の話を事細かく話す李土
助けを呼べと更に蔓で優姫の首を絞める李土



そんな彼らの前に現れたのは零


「汚れた手でそいつに触るな！」




一翁の屋敷に入った枢は一翁の部下を次々と破壊していく。
そして対峙する枢と一翁


一翁はどうにも手に負えない存在である枢よりも
枢に匹敵する力を持つ、もっと懐柔出来そうな李土を復活させたのでした。
そして一翁は目くらましの様な技でその場から逃げ出しました。
後を追おうとする枢を止めたのは一条
一翁の始末は自分でつけさせて・・・と。

ヴァンパイアとしては裏切ってしまったが、友人としては絶対に裏切らないと。
そんな一条の言葉を信じ、託す枢
信じてくれた事に礼を言い一翁を追い詰める一条

振り下ろした剣は？？？



「終わりにしましょう
貴方の愛した元老院と共に」




李土と戦う為に集めた駒だった筈のナイトクラスの面々
しかし、付き合っていくうちに思ったものとはかなり計算が違ってしまった関係
それはいい意味での誤算だったのか？
それとも己を惑わす誤算だったのか？

今までの事を振り返る枢の背後で、元老院の建物が崩れていく

一条は？



『僕の戦いは終わった
おまえは自分の役目を果たしたのか？錐生零』




そしてその零は李土の目の前
駆け寄ろうとする優姫だったが、零の身体が壱縷取り込んだ事で暴走を始めてしまった
優姫の脳裏に浮かんだのは「自分が暴走した時は優姫の手で殺してくれ」という零の言葉

そしてこの暴走している身体を抑える為にアルテミスで斬れと言う
一瞬躊躇するも零に言葉に従う優姫


それによって壱縷の思いが零に流れてきて、嘘のように暴走が治まる零



その言葉で高笑いする李土
そして静かに零を挑発する李土



「俺は生きて果たす」



みるみる光り輝くブラッディローズ
そしてその光を遠くから見つめる枢と灰閻



ヴァンパイアの夜に不釣合いな光―――





いよいよ、李土との戦いが本格化しました。
そして次回はとうとう最終回


特にGuiltyになってからやたらと艶めかしいというか色っぽさに転がり続けたこの作品。
後番組が夏目友人帳なのでそちらも見たい反面、この色っぽさとお別れなのも正直とても寂しい気がします。


そしてまだ未完のこの作品
どういうラストが視聴者を待っているのか？
原作が終わっていないという事は原作とは違った終わらせ方をするのか？
それとも原作側がアニメのラストに近付けていくのか？
どちらにしても、どう決着をつけ主人公３人の思いがどう決着付けられていくのか？
ラストまで気を抜く事なく見守りたいと思います。






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