2009/06/10(水)03:52
蒼天航路 第9話,第10話
先週は、外出のしわ寄せ等あってお休みしてしまいましたので、2話分の簡略になりますが感想を
(記憶を頼りに書いているので書き間違っていたら後ほど訂正します)
蒼天航路 第9話「董卓上洛」
公式HPより
後漢第12代皇帝劉宏の崩御後、何進大将軍が実の妹・何太后の子・劉弁を皇帝の座に就かせたことから、朝廷は、劉弁の腹違いの弟・劉協を支持する勢力と対立。さらに、張譲が、宦官撲滅を訴える何進と袁紹から自らの地位を守るため、何太后に接近したため、朝廷内は大混乱となった。
袁紹の進言を受けた何進は、腐敗した漢朝を正すため、全土の群雄たちに上洛するよう号令。袁紹から話を聞いた曹操は、北方の董卓も洛陽に来ると知り、胸騒ぎを感じた。都から離れた地で勇猛な騎馬民族を従えるなどして兵力を蓄え、大義によって呼び出される―まさに天・地・人が揃った董卓にとっては、天下盗りの好機到来だったからだ。
そんな中、何進が張譲ら宦官勢力に謀殺される事件が発生。袁紹は、上洛した董卓軍を宮廷外に留め、宦官勢力の粛清を開始した。だが、なおも影響力を保持したい張譲は、なんと劉弁、劉協を連れて宮廷外に脱出。董卓軍を見つけた張譲は、劉弁らを盾にして、活路を求めた。
ところが、朝廷内の混乱を察知した董卓は、あっさり張譲を捕らえて惨殺。そのまま、劉弁らを連れて宮廷に乗り込んだ董卓は、何太后を殺害し、劉協を新しい皇帝に擁立した。袁紹は、董卓の暗殺を試みるが失敗。丁源、伍孚ら何進の部下を処刑し、天下の豪傑・呂布を養子にした董卓は、いよいよ天下盗りに向けて動き出した。
董卓の兵による略奪や凌辱で、無法の都と化す洛陽。宮廷に呼び出された曹操は、残酷、粗暴で知略に富み、さらに武芸にも秀でた董卓を目の当たりにし、大乱の世を確信した。そして、全土の諸侯と反董卓連合を結ぶ必要があると考えた曹操は、袁紹を動かし、天下に檄を飛ばした
第9話はなんといっても董卓の登場と、張譲が殺害される事件でしょう。
皇帝の死後、幼い跡継ぎが2人の場合当然起こりうる跡継ぎ争い
しかしそれによって国内は2つに分裂し大騒ぎに。
また袁紹が自分の地位の為に片方の勢力である、現皇帝の母である何太后に近付いた事から曹操が恐れる董卓を洛陽に呼び寄せてしまうという結果を招いてしまいます。
また一方で暗躍するは張譲
しかし、とうとう老いて目測を誤ったか?
現皇帝とその弟の2人さえ手元にあれば自分の地位は何処にあろうと盤石と踏んだ張譲でしたが、董卓という男のデータが無さ過ぎたのか?
それともそもそも馬鹿にし過ぎたのか?
董卓の本質を見誤った張譲は即座に命は取られず、命は落とさない程度に甚振られるというあまりにも惨いやり方で殺されてしまいます。
そして董卓は易々と皇帝と弟を手土産に洛陽に乗り込み、皇帝を即座に殺して劉協を皇帝に据えてしまいます。
当然周りは騒然としますが、自分の傍らに皇帝を連れている事で手出しさせない上に呂布を養子にしたりし、世直しの如く腐敗している元を断つべく動き出します。
董卓と彼の連れてきた兵によって無法の都と化す洛陽
そんな中、董卓に呼び出される曹操。
このまま殺されるのか?それとも董卓に認められて董卓側につくのか?
董卓の暗殺に一度失敗している袁紹はたいそう心配しますが、曹操はそのどちらでもありませんでした。
董卓のやり方を持ち上げながらも鋭い指摘をする曹操
そして目をそらす事なく臆する事なく発言する曹操に何か感じるものがあったのか?
女の趣味(卞玲瓏のこと)も一緒だとチクリと言いつつ愉快そうに笑いそのまま曹操を帰す。
その足で袁紹をたきつけ、尻込みしている袁紹に反董卓連合を作るよう進言する
第10話「群雄、立つ」
公式HPより
『董卓討つべし!』-曹操、袁紹の飛ばした檄を受け、各地の群雄が一斉に挙兵した。数万の兵を率いる将軍らが結集した地は、洛陽に程近い天然の要害・し水関を挟んだあたり。曹操も私財を投じて5千の兵を集め、反董卓連合軍に加わった。
各地で董卓軍と反董卓連合軍の戦闘が始まり、曹操、袁紹らの軍10万は、司州・けい陽に進攻。曹操らは、ここで董卓の命を受けた猛将・徐栄の軍と激突した。徐栄側が最強の騎馬軍を投入していたことから袁紹はおじけ付くが、曹操は、退却すれば大義も粉砕されると見て、単騎敵陣に突撃。これを見た夏侯惇や曹洪らも慌てて進撃し、たちまち激しい白兵戦が始まった。
二手に分かれた袁紹の本隊がようやく戦闘に加わる中、夏侯惇は、射られた自分の左眼球を矢ごと抜き出して食らいながら、なおも戦闘を続ける。曹操は、徐栄との一騎打ちで成敗する直前まで追いつめた。だが、兵の少なさを実感した曹操は、それ以上深追いはせず、ある作戦を考えた。
曹操は、連合軍の陣幕に入るや諸将のふがいなさをなじり、自分が董卓の首を取ってやると、それぞれ千の兵を渡すよう要求した。この挑発に乗せられた袁紹は、曹操に連合軍を離れ、自力で兵を増強するよう指示。曹操は、連合軍に反旗を翻すことなく、自由に行動出来るようになった。
袁紹の軍とは離れて進撃する南の猛勇・孫堅は、荊州・魯陽で董卓の部下・華雄と交戦していた。曹操軍の若き軍師・周瑜は、替え玉作戦を指示。これに騙された華雄は、孫堅と見誤って、孫堅の部下の祖茂を追う。そんな華雄に単騎で挑んで首をはねたのは、曹操の命を受けてやって来た夏侯惇だった。夏侯惇は、孫堅の軍に加わることを条件に、曹操の旗印を立てる約束を取り付けた
とうとう始まった董卓軍と反董卓連合軍の戦闘
今回はこれに尽きる感じですね。
最初は一見反董卓連合軍の戦闘優位に見えた戦いでしたが、あとから登場した徐栄の軍によって形勢が逆転しつつあった。
兵を引かせようとする袁紹に引いてはならないと自ら徐栄に向かっていく曹操軍
ろくな兵力も戦略も無しに飛び込んでいく曹操
しかも、戦いの最中夏侯惇が左目を射抜かれてしまう。
しかし、身から引きずり出した眼球を食らってしまうひょおぉぉぉ
やっと腰を上げた袁紹の本隊が突っ込んできた事で出来た僅かな隙で徐栄を追い込むところまではしたものの、兵力の少なさから深追いはしないでその場はやり過ごす。
しかたなく、策を講じるためにわざと暴言を吐いて自分が自由に動けるよう反旗を翻す事なく隊から外れられるようにした曹操
まんまと乗せられてしまう袁紹たち。
曹操の目論見に気付いたのはただ1人だった
その曹操が夏侯惇を使わせた先は孫堅軍
孫堅軍は少し離れた場所で董卓軍と戦っていました。
そしてそこには若き軍師・周瑜が傍らにいた。
以前から何度か戦った事がある華雄が戦いを終わらせるべく乗り込んできていた。
しかし、何度か戦った故に華雄の癖を知っていた孫堅の言葉に周瑜は替え玉作戦を思いつきます。
しかし、実際に華雄の首を取ったのは夏侯惇
首を手土産の形で孫堅と謁見が叶った夏侯惇は自らが孫堅軍に残る事を条件に曹操の旗印を混ぜて貰える事に成功した
曹操はそうする事で董卓を洛陽から引きずり出せると踏んだのだ。
一方、袁紹は親族一同を董卓に殺され涙を流しながら董卓を倒す事を誓い出兵する
なんかこれだけ見ていると袁紹という男、保守的でお粗末な男のイメージが強いんですが、実際のとこはどうなんでしょうか?
しかし、どう見たって曹操にいいように巻き込まれてますよね(苦笑)
さて、先週とうとう董卓が登場し、もうとにかく面白いように(?)首は刎ねられるは拷問のような死があったり、果ては夏侯惇の目玉シーンとさすがの私も夜中に悲鳴を上げそうでした。
それでも張譲のシーンを小気味いいとちょっと感じた私は相当残酷でしょうか?
しかし、あれだけ曹操を亡き者にする機会を待っていた筈なのに、最期は呆気なかったというか・・・
悪は栄えないというより上には上がいるという感じでしたね。
そして董卓
残虐だという噂は聞いていましたが、これまたすごいのなんのって!!!
もう一々「ひいぃぃぃーーー!」って感じで。
しかし、彼があそこで曹操を殺していたらまた歴史は大きく変わったでしょうか?
でも、自分が可愛がっていた女が次に選んだ男というのに興味がわいてしまったのでしょうか?
そんな董卓に芳忠さん
さすがの悪役ボイスに惚れ惚れ♪
割に悪役の多い方ではありますが、演技力を含めてさすが!です。
今回はこれに徐栄役に郷里さん
そして若き軍師・周瑜に遊佐さん
鋼鉄三国志の時は諸葛瑾子瑜でしたので、ちょっぴり出世?(笑)
しかし、台詞が少なすぎて現時点でまだ一度しか見ていないんですが、見直してよく聞かないと気付けませんでした(^^ゞ
さて次回、この戦いはどう動いていくのでしょうか?
さ、借りている原作も読まなきゃです!!!
蒼天航路 VOL.1
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