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カテゴリ:森川さん出演のモノ
火崎勇:原作 亜樹良のりかず:絵
「ただ一人の男」 A フィフスアベニュー 「ただ一人の男」 ※画像はコミコミさんですが売り切れ。テキストリンクは楽天ブックスさんのものです 【キャスト】 如月巳波:石川英郎 尾崎一雅:森川智之 篠塚:三宅健太 他 幼い頃のトラウマから、人間を『もの』としか見ることができなくなった如月巳波。 そんな彼が悪夢で目覚めた朝に求めるものは、同居人である尾崎一雅の肉体の熱だった。 父親から受け継いだ組を解散し、今は不動産会社を経営する元極道の尾崎は、成熟した雄の魅力をすべて持ち、男女構わずベッドに連れ込むような男だが、如月に対してセックスを求めることはない。 そして如月も、尾崎の熱が悪夢に凍える自分を溶かしてくれはするものの、それ以上の関係を結ぶつもりはなかった。 ―――そう、あの日までは 原作未読で聞きました。 原作は4巻まで出ているんですね。(4巻目で完結) でも、アフェリで検索しましたら人気作みたいで取り扱ってるとこのほとんどが売り切れ表示になってました。 売り切れになっていないのは ただ一人の男(2) ただ一人の男(4) 今回このCD聞いてみて全冊揃えて読んでみたくなりました。 すごく面白かったです。 内容は幼い時に父の機転で隠れていた主人公・如月のみ生き残ったが、両親は押し込み強盗に殺され、出てきた時には死ぬ直前の痙攣状態だった。 そして呆然と見ている間に動かなくなり冷たくなっていった両親 それ以来、如月にとって人間は「モノ」としてしか見れなくなってしまった。 死ねばスイッチが切れたモノのように感じたからでした。 そうして生きてきた如月が、自分の職場で親しくなったのが元組長の息子で、今は不動産をやっている尾崎。 ある夜、酔いつぶれた尾崎を介抱した夜にトラ○マになってしまった両親が殺された時の夢を見て魘されていたのに尾崎が気が付き、抱きしめてくれた事で普段より早く下がった体温が上がった事。 事情を知った尾崎が放っておけないと言い出した事から同居する事に。 しかし身体の関係は無い こんな尾崎すらモノとしか見れない如月 そして女を連れ込み、男とも遊び回る尾崎 それでも周りは2人は恋人同士と思い、一番親しくしている元・尾崎組構成員で現在ラーメン屋を営んでいる篠塚でさえ2人の関係を勘違いしているようで・・・ ただ笑うしかない如月。 如月にとって尾崎は自分を温めてくれるだけの男・・・の筈だった。 その関係が変わったのは、ある物件をめぐって争っていた高田組の者に尾崎が刺された事からだった。 いくら呼んでもゆすっても起きない尾崎。 動かない尾崎。 その姿が死んだ両親と重なって如月は動けない しかし尾崎は死ななかった。 ちゃんと生きていると自分に手を伸ばした 彼だけはモノじゃなかった――― この事実が如月の死んだようになっていた感情を変え始める そして尾崎に対する気持ちも変わってきてしまって・・・ こんな感じで展開されていき、 ラストではちょっと小芝居した篠塚にまんまと騙されて病院に駆けつけた如月に、尾崎自身が初めて会った頃から好きだった事。 抱くつもりで酔ったフリをしてマンションに連れ込んだのに、如月の過去を知って愛情を教えたかった事。心を取り戻させてやりたかった事。 如月が高田組の者に浚われたのを救った際に尾崎が言った「可哀想に」という言葉は愛情がある者に対してそういう感情から自然と出た言葉だった事 (それまで如月は愛からではなく可哀想な奴だと思われてたのだとショックで家を出てしまいます) そして今もグチャグチャに抱きたい程愛している事全てを告げます。 そして如月自身も刺された尾崎が生還した日から愛していたと告白。 これで晴れて同居人から恋人へと変わるわけです。 こんな2人に石川さんとモリモリの国王&帝王のガチバトル どうもこの2人だと峰倉さんの久保ちゃんと時任。 もしくはやまねさんの全サでCD化された「異国色恋浪漫譚」の後半部分に収録されている作品での2人を思い出してしまいます(^^ゞ 最初は、亜樹良さんの絵に国王の声がピンとこず、すぐには慣れなかったんですが、 それでもやっぱり長くコンビを組まれているせいか安定感が違う! それと演技力もあって途中からもう全然気にならなくなってしまいましたね。 それと上記した2カップル(久保ちゃん達をカップルと言っていいのか~?/笑)の時とモリモリの声のトーンが全く違うので(石川さんも若干低め)どれかの役と重なってしまうという事はなかったです。 元893という役どころでしたからね!モリモリは。 最初から愛情があった分、本当に尾崎の如月に対する包容力は半端なく 低音ボイスと相まって聞いていてポォ~とした気分に(笑) そして攻め様をされる時とは違う、国王の受けボイスはとにかく可愛いんですよ! 特に如月の場合、夢を見た後の「温めてくれ・・・」 グハ~~~~ッ!_(_”_;)_バタッ 可愛い過ぎるだろう!!!(〃∇〃) てれっ☆ また元893だったにも関わらず、組が解散した際に全く違う職業を選んだ篠塚 これがまた非常に気のいい奴で、いつも尾崎と如月を心配していてくれて、相談にものってくれて でも、元が元だから適度に迫力もあって・・・と声に反して普段イジられ役でもある三宅さんにドンピシャな役で。 絶妙に2人に絡む役どころだったので台詞もたくさんで非常に存在感ある役でした。 さて、続きのあらすじを読むと、一応恋人同士になって人間というより尾崎に対しては感情が戻ってきた感じの如月ですが、それでも本当の幸せを掴むにはまだ一波乱も二波乱もあるようで。 原作も読んでみたいですが、是非CDも作品が完結してますから最後まで作ってくれないかな~?と希望です! 篠塚といえば・・・ 別作品ですが、英田さんの篠塚兄本の発売が延期になってしまいましたね~! 早く読みたかった作品だったので大変残念 早く発売日が決定して欲しいです。 にほんブログ村 ←よろしければポチッとお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.15 11:12:16
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