2009/10/16(金)15:00
空中ブランコ 第1話「空中ブランコ」
これでラストになるでしょうか?
今期アニメ第15弾です。
空中ブランコ 第1話「空中ブランコ」
跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、執筆ストレスに悩む恋愛小説家と今日も悩める人々がトンデモ医師・伊良部一郎のもとを訪れる。とりあえず看護婦のマユミちゃんにふっとい注射を打たれる患者たち―、破天荒な伊良部の治療で彼らの病は回復するのか!?
公式HPより
クリスマスを一週間後に控えた東京のある町、サーカスの空中ブランコ乗りである公平は落下を繰り返し不眠症を煩う。そんな公平が病院で出会ったのは着ぐるみを着た謎の精神科医、伊良部。往診と称して公平の生活につきまとう伊良部の前に現れるのはヘッピリ腰の区役所職員やスキーゴーグル着用のヤクザといったちょっと変な人々。面白がっているとしか思えない伊良部は治療をするのか?そして公平は心の病を克服できるのか?
いつもですとここでキャストの紹介ですが、今回に限ってはラストに。
原作は直木賞を取った奥田英朗さんの作品。
番組が始まるといきなり軽快で自分好みなメロディ。
今回のOP&ED担当は電気グルーヴ
OP『Upside Down』
ED『Shangri-La (Y.Sunahara 2009 Remodel)』
特にED曲は何年前に流行った曲でしたっけ?
個人的に大好き曲だったのと、作品の雰囲気と合っていて、もうEDだけで楽しくて気分はです。
なんか発売されたら買ってしまいそうです(笑)
さて内容の前にまず絵。
全体的に今回のノイタミナはかなり冒険している感じです。
アニメといいながらも、他作品でもたまに見かけますが、アニメ絵2種(普通のと、何故かペラッペラな町の中を歩くその他大勢)と実写、そして実写とアニメーションが合成されていると言ったらいいのか?
そんな4種類が混在している作品になっています。
キャラ絵は正直好みな絵ではないんですが、
とにかく興味深いのは実写と合成されている形で作られているキャラ顔。
今回の患者、公平の声はモリモリだったのですが、最初は「あれ・・?似てる」
そう!森川さんと公平があまりに似ているんですね。
それが間違いないだろう!と確信したのは次回の患者・哲也の顔が実写と合成されている顔に変化した際、どっからどう見ても櫻井さんだった事。
これは画期的じゃないですかね?
今までどうしたって裏方だった声優さん。
それをキャラの顔にしてしまうんですから♪
そして色は大変ビビッドカラーが印象的
特に主人公の伊良部一郎はひときわ目立ちますね。
それは人物だけでなく伊良部総合病院を中心とした都内に聳え立つビルや最寄り駅全部に描かれているドットなどの柄
最初は目がチカチカする感じでした。
しかし、ちょっと何処かで・・・と思いましたら、
監督とキャラクターデザイン・総作画監督の方が各々、「モノノ怪」「怪~ayakashi~化猫」と 「モノノ怪」「鴉-KARAS-」を担当された方とわかりなんか納得☆
とにかく良く言えば画期的。
悪く言えば冒険し過ぎ
さて内容ですが、祖父の代から続いているサーカスを継いで自分で三代目という公平。
彼はサーカスを運営する側だけでなく花形である空中ブランコをやっている人。
なのに、いくら練習しても新人のパートナーが自分の手をしっかりキャッチしてくれなくて落ちる日々。
もう公演も近付いているのに成功せず、その上不眠症に。
その為訪れたのが伊良部総合病院
病院内(というよりフツーのビルの中という感じだが)は実写
その中を歩いた先に一郎のいる精神科があった
入るとそこには手をかざす扉。
そこに自分の手をあわせるとまたもその扉が開く
すると「いらっしゃーい♪」と声がかかる
何故か着ぐるみ姿の人物が一郎
そして予め書かせていたのか?公平の書いた症状を見て即座に病名を言う一郎
(公平の症状よりどちらかというとサーカスに興味がいってしまってる雰囲気)
長く難しそうな名前だったが、それは公平だけでなく誰でもかかりうる病気だといきなり解説し始めたのはフジテレビ・福井アナ
これから毎回度々出てくる模様(笑)
一刻も早く帰りたい公平は薬を欲しがるが、それに対する一郎の返事はナシ
その代わり出てきたのはやたらと色っぽいナースのマユミ
これは完全に実写。
彼女はアニメ絵でも出てきましたが、今回はあらかたが実写で出てきます。
手にはぶっとい注射
有無を言わさずブスリ
結局最後まで薬は出る事なく翌日
注射が効いたのかよく眠れたらしい公平。
しかし、空中ブランコの練習は失敗
ちゃんと寝れたのに・・・
そしてまた翌日、よく眠れた公平。
その日は貸切で一郎とマユミがサーカスにやってくる。
そしてやっぱり注射
一郎の前でやってみるがやはり失敗
日本人である自分等を馬鹿にしているんだと声を荒げる公平
練習だけでなく、興行する為に役所へ出かけたり893の元に頭を下げに行ったり・・・
ずっと同行し公平を観察する一郎
そして最終的にちょっと荒療治になってしまうが、練習風景をビデオに撮り、それを見せて一郎は指摘する
「腰が引けてる」と
実は家がサーカスということでからかわれたり、一箇所に長く留まらない為に友達を作らないようにしていた公平
いつの間にか強い人見知りに。
信頼関係が築けてないから腰が引ける
それでも一郎は言う
自分とは出来ただろうと。
そしてマユミが打ってくれていた注射はただのビタミン剤
気持ちの持ちようで出来なかった事が出来てしまう
今まで見えていなかった自分が見えた公平だった
内容はあるようでない。無いようであるという不思議な感じ。
一郎も見た目とか不思議さんな雰囲気なのに、言動も案外まともだったり、かと思うとまるで子供のようだったり
また場面によって一郎も大中小と姿を変えます。
大は着ぐるみ。中はちょっと中性的な雰囲気の青年。小は子供
ちなみに大と中は三ツ矢雄二さん
小は朴ろ美さんが声の担当
最近は裏方が増えてしまってる三ツ矢さんを起用というのがまたイイですね!
どんな役でもこなせるからこそ!一郎にもってこいです!
朴さんは三ツ矢さんと映像のインパクトが強すぎて最初気付けませんでした(笑)
結果的には症状の原因を突き止めて治療してしまうんですが、
とにかく中心人物の2人がコロッコロと姿や顔を変えたり、公平にいたっては注射後必ず頭部がペンギンになったり目まぐるしくて話の内容より映像にばかり目も気もいってしまってましたね。
ただ、それでも不思議と気付くと作品を見ながら笑ってる自分も居て。
そういう意味でも不思議世界でした。
正直、これは絵的にも内容的にも感想も2つに分かれるのかしら?
他の方のレビューを読むのが非常に楽しみです。
さてキャストですが
伊良部一郎(大・中):三ツ矢雄二
伊良部一郎(小):朴ろ美
第1話 『空中ブランコ』山下公平役 / 森川智之
第2話 『勃ちっ放し』田口哲也役 /櫻井孝宏
第3話 『恋愛小説家』星山純一役 /三木眞一郎
第4話 『ホットコーナー』坂東真一役 /浪川大輔
第5話 『義父のアレ』池山達郎役 /平田広明
第6話 『フレンズ』津田雄太役 /入野自由
第7話 『ハリネズミ』猪野誠司役 /高橋広樹
第8話 『いてもたっても』岩村義雄役 /岩田光央
第9話 『天才子役』安川ヒロミ役 /羽多野渉
第10話 『オーナー』田辺満男役 /置鮎龍太郎
これがまたスペシャルに豪華
上記したように各話の患者さんの顔がただのアニメ絵から合成絵と度々変わります。
その顔はどう見てもそのキャラの声の担当をした声優さん。
そして、このお話は繋がっているんでしょうが、それでも1話完結タイプのお話なので、全部見なくてもお目当ての声優さんの担当の回だけ見てみるというのも1つの見方かもしれないと思います。
私は特に平田さん、羽多野さん、オッキーの回が楽しみです
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