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カテゴリ:小西さん出演のモノ
六青みつみ:原作 白砂順:絵
「遥山の恋」B’ Atis collection 【キャスト】 紫乃 : 岸尾だいすけ 橘 貴哉 : 小西克幸 ナレーション、聖人、郎党B : 堀内賢雄 飛垣伝吾朗、貴哉の父、野次馬C、武者A : 松本保典 滝兵衛、お爺、郎党A : たてかべ和也 戸田、野次馬B、武者C : 松本 大 金森長光、武者B : 古島清孝 火族の娘、桔梗、子供A : 嶋村 侑 おさよ、子供B、女 : 山口享佑子 信俊、野次馬A、武者D : 内匠靖明 身体に醜い痣をもつ少年・紫乃は、老犬・シロと狩りの最中に傷ついた戦装束の青年を救う。 人と交流を持たず、山で一人、暮らしていた紫乃にとって、誰かが近くにいることが何よりも嬉しかった。 夢でうなされ苦しむ青年を、必死に看病する紫乃。 しかし、目覚めた青年は、紫乃の顔の痣を見て『化け物』と罵る。 青年の残酷な言葉に深く傷ついた紫乃は、それでも献身的につくすのだったが――。 こうして改めてキャストを見ると主役お2人以外の方々のなんと大変だった事よ!ですね(^^ゞ お疲れ様でしたな1枚でした。 さて、これは原作を一度は購入を迷ったんですが、結局現在まで未読のままです。 その状態で聞いてみたんですが、うっかり聞いていて涙してしまいました とにかく紫乃の素直さと健気さに泣けます。 7代前の強い言の葉使いによる呪いが身体に痣となって出ている少年。 それは自分の許婚が別の女との恋を選んでしまった。 でも、その女性も男を強く愛していた為に呪いの言葉を残して自らの身を炎に投げた女性の呪い。 それ以来、ある村の者とは決して結ばれてはならないという掟まであったのだが、紫乃の父が身分を明かさなかった為、母は知らずに愛し合い紫乃が生まれたのだ。 生まれた時は普通の身体で生まれてきたが、1年ごとに少しずつ痣が浮かび上がるようになり、父が近付くとその痣が痛む その痣が半身に広がるようになった頃、これ以上酷くしない為に紫乃の祖父が紫乃を連れて山の奥に移り住んだのだ。 その祖父も亡くなり、今は老犬と暮らしている そんな紫乃の前に傷付いた武者・貴哉が倒れていた まだ息があった為自宅に連れ帰り必死に手当をするが、顔に広がる痣を見て「化け物」と言う貴哉 ずっと1人の生活に慣れていた筈なのに、何故か貴哉とは離れがたい気持ちの紫乃 ずっと領土を広げる事だけを考えて、ごく一部の人間以外誰も信用していなかった貴哉 紫乃の痣の事もあったり、身に付いた上からの物言いなどが障害となってなかなか打ち解けられなかった2人ですが、貴哉が傷も癒え冷静に紫乃を見れるようになってからは少しずつ距離が縮まり、やがて自分の気持ちがただの友愛じゃない事に気付いた時・・・ こんな感じで話は進みます。 とにかく痣が強いコンプレックスになっているけど、自分の祖父以外と接触していなかったせいでとにかくピュアな子 ひたすら貴哉と共にいたくて、彼の役に立ちたくて。 逆に貴哉はもともと高貴な出。 ただ、朝廷と結び付きを強くしたくて結婚した嫁の弟の裏切りで領地も両親も家臣も全て奪われてしまった上に自分の命も狙われて。 そんな事で他人を信じられなくなってしまった人。 礼を言いたくてもつい上からの物言いが抜けなくて、その上、割に明け透けに痣の事も口にしてしまうので何回も紫乃を傷付けて そんな不器用な2人の恋は村で紫乃を見かけた貴哉の元家臣が、紫乃が着ていた着物から貴哉の存在を知り迎えに来た事から一度引き離されます。 1年後に迎えに来るからという言葉を残して 結局、迎えに来たのは3年後でさらにもう一度別れて・・・を繰り返す事になる2人。 最後はハッピーエンドですが、それまでの紫乃の切ないまでの心と、とにかく紫乃を大事にしたくて守りたくて、それ故に2人の心は微妙にすれ違う。 でも、2人共山奥で暮らしていた頃のように暮らしたいのは一緒で。 結局は出家した事にして家臣に全てを譲って紫乃が待っている山奥で再び暮らし始めるわけです。 こんな2人にだいさくさんとコニタン 岸尾さんはとにかく可愛い純な紫乃ちゃんでした♪ すごく役柄とも合ってたと思います。 以前にもちょっと書いた事があったんですが、実はちょっぴり岸尾さんのHシーンの時の声が苦手な私なんですが、このお話はそういうシーンが少ないのと、あっても軽めな表現のしかただったのでその点も全く気にならず。 逆に必死に貴哉を追い求める感じが出ていて良かったです(^^) コニタンの貴哉もとにかく紫乃に対してクルクル変わる感情 そして家を乗っ取られた上に汚名を着せられてしまった恨み また一緒になり、紫乃の痣が消えると今度は紫乃を見る全ての人間に嫉妬してと本当にいろんな感情を見せる貴哉にすごくマッチしていて、これは本当にコニタンでよかった!と思えるキャスティング♪ 恨んでる時は聞いているこっちまで恐くなるようだったり、 嫉妬して紫乃を隠そうとしたりする時は可愛くて、 Hシーンの時はセクシーで文句なしでした。 あとは、貴哉の6つ年上・・・だったかな?の守役・飛垣役の松本さんが何ともイイ味♪ 松本さんのイイ人なのにちょっと意地悪な物言いはミラの千秋に通じる感じがして、久しぶりに松本さんのイイ人ボイスを聞いてしまった気がします(〃∇〃) てれっ☆ またなんたって賢雄さんのナレーションが実にイイ! 淡々と(当然ですが)喋っているのにどこか優しさみたいなのを感じて この作品は言葉が持つ威力も重要なキーワードなのですが、 ナレーションという形で何か示してくれた気さえする程でした。 さてさて、ここまでべた褒めなのにどうして評価はB’か。 原作未読なのでカットされてる云々がわからないのであくまでCDを聞いただけでの感想ですが、 せっかく再び結ばれたのに貴哉の城での生活は決して紫乃にとって幸せとは言いがたくて、結局紫乃が自ら言いだして山奥に戻っていくんですが、 とにかく初めて出会って互いに好きになるまでにほぼディスク1枚使っているのに、城を出て山奥に戻り、貴哉と2度目の再会の時間があまりにあっという間過ぎて(^^ゞ もちろん、お互い好きになるまでが約3年? 1度目に引き離されて貴哉を待っている間も3年 それに対して再び山奥に戻ってから貴哉が山奥に戻ってくるまでは半年ですから時間の経過が違うわけですけど、あまりに呆気なさを感じてしまって それまでが割に時間をかけた作りになっていたので、本当の本当に幸せになる瞬間があまりにすぐだったのと、せっかく取り戻した領地を家臣に譲って自分は出家・・・って!!! そんなに簡単に家臣や村人から慕われている領主が勝手な行動を許されるのかな~?と納得がいかなかったり・・・ 実は「冬の蝉」じゃないですが、悲恋も想像していただけにハッピーエンドは嬉しかったものの、ちょっと安易なラストにガクッとコケてしまったんですよね~(^^ゞ それがなかったら文句なくA評価にしたかった作品でした。 にほんブログ村 ←よろしければ1クリックお願いします 励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私とは逆のパターンですね・・・私はこの原作を読んでます
読んだのはだいぶ前なんで、感想もうろ覚えですけど とにかく切なくて泣けるお話だっていうのはしっかり覚えてます CDも悩んだんですけど・・・今回は見送りました 他のを買っちゃいましたからね~(爆) atisさん制作のタイトルは・・いつも私の好きなタイトルを持ってくるので 毎回悩んでる気がします (2010.01.11 20:08:38)
これは原作が好きでいまだに手もとにある1冊ですが、2度目の再会は原作もわりと直ぐだったような・・。
六青さんの小説はこの後4,5冊読んだのですが攻がわりと身勝手なんです(ハハ)。 なので受ちゃんの健気さが際立つとゆーか・・ 涙ものですよね。 小西さんと岸尾さんを聞いてみたいのは当然ですが、ルミさんの感想を読んだら松本さんを聞いてみたくなりました~~っ(笑)。 脇が高坂と千秋だなんて豪華なCDですね! (2010.01.11 20:34:32)
それこそ、リンクスフェアで気になった作家さんです。
そして、その作品の感想たるや・・どのサイトさんにお邪魔しても大絶賛!!おおぉおおお!と言う感じなのですが、CDになった作品はまだ持っていなくて・・ 一枚欲しいと思っているところです。 岸尾さんのシーン苦手と言うの、なんとなく分かるような・・・ あまり先入観はないけど。私が下野さんや高城さんが苦手なのと似ているかしらん? ちょっと聞いてみたくなってきました。 (2010.01.11 21:24:08)
こちらもお待たせしました
>私とは逆のパターンですね・・・私はこの原作を読んでます >読んだのはだいぶ前なんで、感想もうろ覚えですけど >とにかく切なくて泣けるお話だっていうのはしっかり覚えてます さすが!読んでらっしゃいましたか。 好みそうだな~とは思ったんですが、今まで読んでいない作家さんだったので当時止めたような・・・(^^ゞ いや~本当に切なくて泣けるお話でした! >CDも悩んだんですけど・・・今回は見送りました >他のを買っちゃいましたからね~(爆) >atisさん制作のタイトルは・・いつも私の好きなタイトルを持ってくるので >毎回悩んでる気がします 端から買えない辛さですよね。 それぞれの方に優先順位ってあると思いますし。 私も散々悩みました(^^ゞ 年末は欲しい作品目白押しでしたものね。 私もAtisさんは毎回悩みます。 CD化する作品がツボをついているというか・・・それでいて他社さんより上手くまとめられている気がします。 ハズレが無いのは嬉しいんですけどたくさん欲しいのがある月は困りますよね~(^^ゞ (2010.01.14 00:57:59)
こちらにもありがとうございます(^^)
>これは原作が好きでいまだに手もとにある1冊ですが、2度目の再会は原作もわりと直ぐだったような・・。 お~手元に残されてる本の中の一冊でしたか! やっぱり読んでみたらよかったかな 2度目の再会は原作でもすぐだったんですか?! それまでがあまりにジックリと描かれていたので、「何故こんなイイ場面がこんなにアッサリなの?」と思ってしまいましたが、原作もそうなのならしかたないですね(^^ゞ >六青さんの小説はこの後4,5冊読んだのですが攻がわりと身勝手なんです(ハハ)。 >なので受ちゃんの健気さが際立つとゆーか・・ >涙ものですよね。 お~この方のパターンではあったのですね?>身勝手 貴哉もやや身勝手というか、考えなしに痣の事を喋っちゃったりしますものね~ >小西さんと岸尾さんを聞いてみたいのは当然ですが、ルミさんの感想を読んだら松本さんを聞いてみたくなりました~~っ(笑)。 >脇が高坂と千秋だなんて豪華なCDですね! この飛垣って人がとにかくイイ味ですよね! 主に忠実なんですけど、ただ忠実なだけでなく苦言も敢えて言ったりして なんか違うタイプなんですけど、ビシッ!と言う割にそこに感じる優しさみたいなのが千秋っぽく感じてしまいました(えへへ) そうなんですよ! ナレがとっても優しい高坂?(爆) どうして松本さんと賢雄さんの名が並ぶだけで何かソワソワしちゃうんでしょうね?(爆爆爆) (2010.01.14 01:15:34)
こんばんはー(^^)
>それこそ、リンクスフェアで気になった作家さんです。 わわっ!ソミュラさんも目を付けてらした作家さんでしたか これは止めずに買って読んでおいたらよかったな~(^^ゞ >そして、その作品の感想たるや・・どのサイトさんにお邪魔しても大絶賛!!おおぉおおお!と言う感じなのですが、CDになった作品はまだ持っていなくて・・ そうなんですか?! いや~しまった~(>_<) どうも新規開拓に戸惑っちゃうんですよね(^^ゞ 他にはどんな作品がCD化してるんだろう?今度私も調べてみたいと思います(^^) >岸尾さんのシーン苦手と言うの、なんとなく分かるような・・・ >あまり先入観はないけど。私が下野さんや高城さんが苦手なのと似ているかしらん? >ちょっと聞いてみたくなってきました。 是非機会があったら聞いて下さいね!(^^) 喘ぎ声に関しては本当に全く私の勝手な思い込みもあるんですが、男性だからこそ控えめな喘ぎが好みで(^^ゞ なので、岸尾さんとか緑川さんとかあまりに頑張って喘がれてしまうとちょっと・・なんです(>_<) 本当にこればっかりはファンの方々には「ごめんなさい」としか言いようがないんですけどね。 なので逆にモリモリや羽多野さんとかのHシーンの時の声に抵抗が無いのかもしれません。 ホント、個人的な意見です(^^ゞ (2010.01.14 01:23:09) |