2010/07/29(木)03:58
裏切りは僕の名前を知っている 第16話「凍結された時間」
裏切りは僕の名前を知っている 第16話「凍結された時間」
「俺たちはアイツを守るって・・そう決めたんだ」
鎌倉の本宅に呼ばれた夕月
そこで天白の口から語られる祗王家の天白の背負ってきたものとは・・・
公式HPより
?呀率いるデュラスとの終わりなき戦いに臨むため、天白は自らの身体にデュラスを飼い不老不死となっていた。さらに、天白から千年前の『黄泉の落日』以来、生き続けていると聞き、驚愕する夕月。すべては繰り返されるデュラスとの戦いを終わりにし、?呀と決着をつけるためだというのだが―――。
「どうしてるかな?夕月」
夕月が鎌倉の本邸へと行った事でまるで火が消えたような黄昏館
「昔の事知ったら夕月ちゃん、どう思うかな?」
それでも今までの全てを背負ってきた人として天白は夕月に話さなくてはならない・・
それはいったいどんな事なのか?
「俺たちはアイツを守るって・・そう決めたんだ」
焔椎真の言葉に力強く頷くツヴァイルト達
その頃鎌倉では見つめ合っている夕月と天白
「暫く見ないうちに少し雰囲気が変わったかな?
心づもりはしてきたようだね」
そんな雰囲気を壊す存在(?/笑)が乱入
為吹の妹の椿姫と悪魔召喚士見習いの神命正宗の2人
特に椿姫の夕月の歓待ぶりはかなり強烈(笑)
でも、夕月以外は男が嫌いみたいですが(^^ゞ
「しかも、チョー可愛い」
椿姫は桑島さん。そして正宗君は浅沼さんです♪
「手厚い歓迎だな、椿姫。だが、そろそろ夕月を放してあげないと夕月が怯えているよ」
どうやらずっと夕月に会うのを楽しみにしていたようなのだが・・・
「すまないな、椿姫。積もる話はもう暫くお預けだ」
そう言って夕月を庭へと誘う天白
竹林の中に入った夕月は見覚えがあると感じる
暫く歩いていると突然フラつく天白
「大丈夫だ、心配いらない」
慌てて駆け寄ると、そう言って微笑む天白。
しかし、その時夕月は先日の?呀との戦いの際に負った傷が綺麗に治っている事に気付く
あり得ない治癒力
治癒力は夕月しか持ちえない能力の筈なのに・・・
その辺りからポツポツと自身の事を話し始める天白
「私はこの身体にデュラスを飼っている」
身体にロストスペルを施し、体内にデュラスを宿している
ロストスペル=絶対禁忌の『失われた術』
それにより不老不死を得た天白
黄泉の落日から1000年以上、転生せずに生き続けている
体内のデュラスは身体に受けた傷だけでなく、記憶すら修復してしまう
決して忘れられない今までの全ての記憶
ただし、その前に付けられた一族によって付けられた頬の傷を抜かして・・・
頬の傷=罪の証
しかし、弱音も吐かない・・それは天白自身が選んだ道
「どうしてそこまでして・・?」
「私の中にある膨大な経験と知識が奴らと互角に戦い続ける為に必要だからだ」
それだけではなく、黄泉の落日から続く戦いの戦力を維持する為、夕月やツヴァイルトを意図的に転生させる為こうして生き続けていると。
戦いの時代に転生するよう強引に蘇らせてきたのだ。
繰り返される戦いを終わりにする為に・・・
「それが天白さんの生き続ける理由」
でも、その為にたくさんの嘘をついてきたと。
天白が夕月の兄というのも嘘だった
「身内と語れば君が早くに心を開くだろうと。施設からの引き取りも滞りなく進められるだろうと」
そんな癒しい計算があったと
「利用する事だけを考えてきた まるで道具のように」
軽蔑するだろう?そう言う天白の手をギュッと握る夕月
「ずっとたった1人で背負ってきてくれたんですね」
「すまない・・っ!」
夕月の涙に思わず抱き寄せる天白
「すまない」
夕月の涙に心配して・・・は可愛かったんだけど、この時ばかりはソドム邪魔しちゃダメよ!と言いたくなってしまいました(笑)
「天白さん、たとえ本当のお兄さんじゃなくても、天白さんが僕にとって大切な人である事に変わりはないですから」
そこまで話をすると、天白は先へと夕月を誘導する
見せたい物はこの先にあると
「夕月は道を選ぶのかな?」
椿姫はかなり心配そうです
天白に連れられて夕月が目にしたもの 神の霊石
祗王家の力の源
「始まった戦いは終わらせなくてはならない
この命をとしてででも」
天白の言葉に様子に凄絶な覚悟を感じる夕月
「何が・・何があなたをそうまでさせるんですか?」
夕月の問いにこの霊石はデュラスに殺されたツヴァイルト達の墓標でもあると話し始める。
デュラスに殺されたツヴァイルトは魂ごと消滅してしまう。生まれ変われない。
全てを無にしてしまう。それがデュラスのやり方
「?呀は人間など生きるに値しないと考えている
奴は・・人とデュラスの混血だ」
なぬぅぅ~~純粋培養ではなかったのか
祗王の人間は昔から不思議な力を持っており、その中でも?呀はひときわ異質な存在
祗王の母親とオーパストの父の間に出来た禁忌の子 それが?呀
忌まわしき運命故、人を憎み滅ぼそうとしている?呀
「人は人を裏切る」
この?呀の言葉も過去にそこまで思う何かがあったんでしょうか?
「彼は間違いなく?呀の生まれ変わりだ」
十分に魔力が使えるようになるまで、目をくらませる為に力だけでなく記憶すら封じてただの人間・若宮奏多として転生していた
だから、奏多としての
「君の前にいた若宮奏多に偽りはなかったと思う」
もしかしたら人間を信じようとしていたのかもしれないな・・・
その言葉に思い出される奏多の優しい言葉と表情
溢れて止まらない涙
心配して慰めようとするソドム
「大丈夫だよ。もう泣いたりしないから」
ソドムを安心させようとすると共に、これからの戦いの決意にも聞こえる夕月の言葉
「天白さん、教えて下さい!?呀が憎しみに囚われた理由を
何故、一族を裏切ったのか
何をしたんですか??呀は 黄泉の落日で」
決意したような夕月の表情
「この戦いで全てを終わらせる 必ず」
この戦いにおけるかなり重要な内容だった回でした。
今まで、自分の事を非情そうに言っていた天白さんですが、夕月の泣いていた姿を見ていたからか?奏多の事を擁護する言い方をするなど厳しさに徹しきらない部分にキュンと。
ただ、そうなると夕月が?呀に問うた言葉ではないですが、まだ何も歯車が動き出す前で奏多と共にあると夕月が言ったなら何か変わったんでしょうか?
今の現世での戦いで全てを終わりにする!と決意しているのは天白さんだけでなく?呀も同じようですが、以前の?呀の転生の仕方がわからないのですが、今回夕月が女性ではなく男性として転生した事。?呀とユキが共に記憶の無いままこの年齢まで共に生き、互いを心の拠り所にして事といい、単なる運命のいたずらとは思えないので、「もしも」は無いのはわかっていながらついつい「もしあの時」とつい考えてしまった回でした。
それと一々夕月の涙に反応して心配するソドムがめっさ可愛かったです♪
それにしても着物姿というのはイイ男を数倍させる効果がありますなぁ~(〃∇〃) てれっ☆
天白様、本当に素敵過ぎです
でも、そんな天白さんまで虜にしてしまう夕月、恐るべし(笑)
しかし、綾ちゃんに茶の煎れ方を徹底的に仕込んだと語る冬解さん
相手が妹じゃなかったら良からぬ妄想にとり憑かれていただろう(爆爆爆)
【予告】
神の目を持つ愁生とトランプは不利?
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