SOLILOQUY

裏切りは僕の名前を知っている　第１８話「あなたのいない世界」


天白からどうしても聞き出せなかった事・・・それは前世の自分とルカの事
どうしてもルカに会いたい夕月
そんなルカにデュラスの影が



公式ＨＰより


天白から『黄泉の落日』で起こったことのすべてを聞いた夕月。天白は今世の戦いを最後にするため、すべてを賭けて?呀に挑むという。その覚悟を受けた夕月は天白のため、そして大切な仲間のために?呀と敵対する覚悟を決めたのだった。また黄昏館で待機していた十瑚・九十九も夕月を案じ、鎌倉へ向かうのだが―――。




前回が重い内容だったので、今回は軽めに来るかと思いきや今回も重い(>_<)
それにしても、裏切る裏切らないと度々出てくるこのワード、前世でいったいユキとルカの間に何があったんでしょうか？


鎌倉の方に向かう電車をジッと見ている十瑚

「あの電車に乗れば、夕月ちゃんのいるとこに着くね」



その頃夕月は、ソドム相手に天白にどうしてもルカの事を聞けなかったと呟く。
そんな姿にソドムはマスターを探しに行こうと言う

天白は冬解から夕月の決意を聞く
そして夕月には暫く鎌倉に留まって貰うと。

「その時が近付いているのですね？」

その時とは？
儀式とかと関係あるのでしょうか？

そこに夕月が屋敷の外に出たいと言いに来る

「ルカに会いたいんです」

天白は了承し、護衛に黒刀と千紫郎を付けてくれる事に。

「全てを知る事は心を曇らせる時もある」と付け加える



我慢出来ずに鎌倉に来てしまった十瑚と九十九
心配なのは夕月とルカの事

ルカは夕月が黄昏館に来る前と今ではだいぶ変わったみたいですね。

「２人共私たちの大事な仲間」
「うん」


絶対に近くにいてくれる・・・絶対的な信頼で屋敷の周りを必死に探す夕月
しかしなかなか見つけられない

「すみません、遠くには行ってないと思うんです
きっと傍にいてくれる気がして」

「凄い信頼関係だね！
いつもお互いの存在を感じ、それを疑いもしない」

生まれ変わったとしても・・このワードに反応する黒刀

２人の言葉や態度にルカと何かあるのかと夕月が訊ねると、

「奴には借りがある。とても大きなな」

これも前世出の戦いに関係している感じですね
一体何があったんでしょうか？


夕月が探しているとも知らず１人たたずんでいるルカの脳裏には前世のユキが言った言葉を思い出していた
すると突然デュラスの気配を感じ身構えるルカ

「まさか・・奴が生きているとは」

奴とは誰？


懸命に探すもなかなかルカが見つからない夕月
夕方になり、そろそろ帰るかと言う黒刀達にもう少し！と言う夕月

「ルカが１人っきりでいると思うと・・すみません！」

ルカを大切に思っている気持ちがわかるのか、もう少し付き合ってくれる２人。
ツヴァイルトの役目と言いつつ、夕月に付き合う黒刀に千紫郎は嬉しそう。



「ルカ、何処にいるの？」



そのルカは誘われるように男の気配を追っていた

「出て来い！そこにいるのはわかってる」

現れたのは先ほどの気配とは違う女性のデュラス・エレジー

「会いたかったわぁ～愛しのゼス」

ルカに近寄り、仲間に戻ってと誘いに来たと言うエレジー


その頃、鎌倉時代の古戦場跡にやってきた夕月達
そこに踏み込んだ途端、突然眩暈に襲われる
夕月の言葉に慌てて黒刀が気配を調べると、闇の力が残っていた
しかも、かなり強大
もしかするとジェネラルクラスのデュラスの可能性も
ジェネラルクラスとは、魔王や貴族に続く力を持った者の事。

夕月を守る立場である千紫郎達は夕月を連れて慌ててその場から引き返し屋敷へと戻る


「本当に会いたかったわ、ゼス」

ルカの頬を撫で、親しげに話しかける
こっちに戻ってらっしゃいと唇を近付けていくエレジー
しかし次の瞬間、ロクサスの切っ先を首筋に

「言いたい事はそれだけか」

戻る意志を感じないルカに人間の女にほだされ仲間を裏切ったルカを馬鹿呼ばわりする。

「過去も未来も全てユキのものだ」

仲間だった覚えはないと冷たい目で睨む

「武器を取れ。さっさと済ますぞ」

エレジーは手にした鞭を振るい、ルカを「犬！犬！」と叫び続ける
所詮あなたは生まれついての犬なのよと

しかし、彼女の攻撃を全て避けきるルカ

「それで終わりか？本気でこないと死ぬ事になるぞ」

再び、今度はユキの事は忘れなさいと。向こうはあなたを愛してなんかいなかったのだと、再び言葉で心理攻撃を仕掛けてくる
しかし

「無駄だ。俺の全てはユキのもの」

傍にいろと言えば決して離れず、死ねと言われれば死ぬと

「俺はユキを裏切らねえよ」

その言葉を聞いたエレジーは、今まで決して誰も愛さない孤高の存在だったルカが愛を語る・・・
そのショックに今度は本格的に攻撃を仕掛けてきた
だが、それでもルカの敵ではない
余裕でスカル達を消滅させる

この戦いで、九十九はようやくルカが戦っている事を知る
慌ててそちらに向かって走り出す十瑚と九十九

「本気で来いと言った筈だ」

一撃でふっ飛ばし、エレジーの腕からは血が
これで終わりかと思われたが・・！！

「話は終わりか？俺は貴様に割く時間など持ち合わせていない
終わりだ、エレジー」
「あなたに出来るかしら？」

次の瞬間、なんと！ユキの姿が
信じられないような表情で、それでも剣を落としそのままそのユキを抱きしめてしまうルカ。
追いついた九十九達も突然現れた前世のユキの姿に驚きを隠せない

「ルカ、また私を裏切るの？愛してるわ、ルカ」

しかし、エレジーの気配に気付いた九十九はエレジーに攻撃を
すると彼女が作り出したユキは消えてしまう

　

「ルカ、アイシテ・・ル」

２度目のユキの消失に動けなくなってるルカに九十九達がしっかりしろと声をかける。
エレジーもまた両腕に負傷した事で今回は去る
「次は必ず」と言い残して・・・


やっと正気に戻り、まさかおまえ達に助けられるとはと言うルカに

「当然でしょ？！仲間なんだから」

そう返す十瑚

「仲間・・・」



やっと屋敷に戻った３人
ルカと会えなかった事に後ろ髪をひかれる思いで、それでも黒刀に促され屋敷へと夕月は戻っていく・・・




あなたとはユキの事だったんですね
どう考えたって敵の罠だとルカなら簡単にわかりそうなのに、あれだけ動揺して思わず抱きしめてしまう程ユキを求めてるルカ

夕月に対しては苦しめたくないから強がっていたんだと改めて思い知った気がしました。
普段、あまり感情を表に出さないルカだからこそユキを抱きしめてしまったシーンは見ていて辛かったです

それにしても今回だけで何回出てきたか？「裏切る」「裏切らない」という言葉
そして前世のユキとルカの間に一体何があったのか？
とても気になります(>_<)


それでも、会えなかった事に言いようもない気持ちになっている夕月
早くルカに会わせてあげたいですね

次回はどうやら黒刀君の過去のお話のようで・・・
「復讐の戒めの手（ペア）」
大きな借りという言葉も次回、何かわかるでしょうか？



【予告】

今まで好みが分かれた事なんてなかったのに・・・
イチゴサンドが好きな十瑚
以前は九十九もだった筈なのに、今はタマゴサンドが一番になっちゃった九十九

いや・・なんか子離れ出来ない母みたいなんですけど？(^^ゞ＞十瑚ちゃん




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