SOLILOQUY

世界一初恋 第2話「A man has free choice to begin love but not to end it.」



「もう一度、俺を好きって言わせてやるよ　覚悟しておけ！」



公式ＨＰより


雑誌の入稿作業に突入したエメラルド編集部。新米少女漫画編集者となった小野寺律は、編集長の高野政宗と漫画家の仕事場へ同行するハメに。ところが、締切に追いつめられパニックする漫画家を目の当たりにし律は思わず…！？



自分が担当した宇佐見先生の本が全て売上１位！！
大喜びな律
しかし、何故か手にした本は少女漫画

「小野寺・・」

そして目の前には高野がいて
自分の手を取ったかと思ったら・・・・・キスっ？！


という夢で起こされた(^^ゞ


「最悪だ！」




会社は入稿の周期に入っていた
ピリピリした雰囲気とドヨーンとした空気（笑）

「小野寺、来い！」

高野に連れられてまだ出来上がっていない漫画家の所へ行く事に

だが、漫画の手伝いなんてやった事が無い自分が行っても邪魔になるだけじゃ？

そして作家の家でも・・・_（_”_；）_バタッ

「どうして漫画に関わる人達はみんなこんなに寿命が短そうな人達ばっかりなんだろう？」

半泣き状態の作家
なのに日光東照宮？三十三間堂よりマシ？

「何でもいいから２人共とっとと仕事しろよっ！」

アシさん方、ごもっともです


しかし、ここは一番の見せ場だからいい加減にしたくない
コミックスで直せばとか許せなくてと言う作家の言葉を聞いていた高野

「許せないなら締め切り守れ」

基本中の基本を守れない奴に主張する権利は無いという高野の言葉にグッとつまり、作業を再開させる

その様子を見ていた律はつい口を出してしまうが、周りを見れば全員自分がすべき事をやっている。


「ねぇ、この漫画面白いかな？」

突然、ボソッと呟く作家
面白いんだか面白くないんだかわかんなくなってきたから描き直せないかな？と。
だが、高野は出来るわけないだろうと

別の言い方があるだろうと内心イラッとする律

「無駄な事にカロリー使うな」

その言葉にとうとう立ち上がった律

「先生の作品、男でも面白くて　今月新刊出たって聞いたんで買いました！」

丸川から給料貰って、丸川に金払ってどうするんだ？と高野に言われて・・・初めて気付いた律（笑）

「だから先生の漫画フツーに面白いと思うんで、あとちょっと頑張りましょう・・と思って」

しかし、実は空気読めてないのは自分の方だったと落ち込む律だったが

「って、新人クンもこう言ってるんだし
俺がネーム見てイイと言ったものに今まで間違いがあったか？」

さらに、印刷所に交渉して明日の朝まで延ばして貰ったと言う高野
この言葉で、高野が行く道々ずっと怒鳴っていた理由を知る律
そしてこの言葉で場の空気が一気に盛り上がる


自分が励まさなくても、ちゃんと高野は作家に完璧に描かせるつもりだったーーー


作家の下、アシスタント、編集一丸となって作品を作り上げる



「お疲れ！」

出来たという言葉にそう声をかける高野
そして出来たての原稿を持って印刷所に
ヘロヘロな状態で帰社する２人

「朝日がこんなに破壊力があるものだったとは・・・」


「おまえがいて助かった」

小野寺の言葉で持ち直したと言う高野

「あの時はすみませんでした。肝心な時に直球でしか言えなくて」

「直球ね・・・お疲れ」

缶コーヒーを差し出す高野
その時の微笑みにドキドキしてしまう律

「この人でも笑うんだ」

この人の事、少し見直してもいいのかもしれない
作家と一緒になって作品を作り上げて・・その本も売れている
自分が理想としている事を実際にやっている男

そう思いながら、つい高野をジッと見つめていてドキドキしている自分
もう男だろうが女だろうが恋愛はしないって決めたのに！


「おまえ、変わってないな」

その言葉に驚いて顔を上げると

「俺の事、覚えてない？」
「人違いだと思います。高野さんと会うの初めてです」

するといきなりソファに抑えつける高野

「これなら、思い出すか？」

そのままキスをしてくる高野

「・・・高野さんっ！」

一度外しても、再びキスを重ねてくる高野

「・・冗談やめて下さい！俺、男ですよっ！」
「冗談？ああ、おまえにとってはいつでも冗談なのかもな
だいぶ雰囲気変わったと思ったが、直球なトコは相変わらずだな」

彼が何を言ってるのかわからないーー


「おまえ、俺の事好きって言ったろ」

人の事フッといて？
思い出せ？

「俺、高３の時、親　離婚して名字変わってるから
旧姓、嵯峨。嵯峨政宗」


ボーゼンとする律

「サガ　マサムネ・・先輩・・・まさか・・まさか・・」

思い出す、自分達は付き合っているのか確認していた時の事

「嵯峨先輩は俺の事・・好きですか？」

その言葉に鼻で笑われた時の事を
遊ばれた？

「待たんか嵯峨ぁー！いや、高野ぉー！！」

嵯峨政宗＝高野政宗
記憶から必死に抹殺した律の初恋
それが会社の上司と部下として再会なんて！

「勝手に言いたい事言って逃げんじゃねえよ！
よくもぬけぬけと俺に名乗れたな！謝罪くらいしたらどうだ！人にあんなヒドイ事しといて！」
「ヒデェ事したのはおまえの方だろ。いきなり人に回し蹴りしといて！
次の日から消息不明になったのはどこのどいつだ！」
「サイテーな事をしたのはそっちだろ！いくら若気の至りとはいえ、い、一応本気だったのに、人を弄んで捨てたクセに！！」
「はぁ？！いつ俺がそんな事した？」

互いの言っている事に食い違いがある２人
ってか、互いに肝心な部分を覚えてないっぽい？(^^ゞ

「おまえ、ひょっとして俺にバカにされたと思って、人の事蹴り倒して逃げたのか？
で、１０年根に持ってるとか？　　おまえ、バカじゃないのか？」



「ようやく謎が解けた。じゃあ、口説いてもいいんだよな？
どんな恋愛をしても、俺はおまえが忘れられなかった
だからもう一度、俺を好きって言わせてやるよ　覚悟しておけ！」


全て俺の勘違いなのか？
混乱する律

「迂闊だった・・どうして会った時に先輩だと気付かなかったんだ！
気付いてたらすぐにでも会社辞めてたのに」


『俺はおまえを忘れられなかった』

先ほどの高野の言葉にドキッとする

「もしも・・・高野さんの言ってた言葉が本当だとしたらーーー
俺が勘違いしてたとしたらーーー
先輩は俺の事を好き・・だったのか？それは今でも？
だったら俺はまた好きになってもいいのか？
俺が好きだと言えば全てがハッピーエンドになる


わけねーだろっ！」

テレ隠しでも勘違いさせるような言動を取る奴が悪い
そんな風に考えるほどにやさぐれてしまってる律

「これは恋なんかじゃない。二度とあんなヤツなんか好きになるもんか！」

好きって言わせる？言うわけねぇーだろ！


「就職と引っ越し、同時にするんじゃなかった・・・」

部屋中段ボールの山
しかも新しい仕事の事を考えると心機一転どころの話ではない
見当たらないカッターとついでにご飯を買いにコンビニに出ようとする律
すると隣のドアが開いて中から人が・・・


「なんだ、引っ越してきたのおまえだったのか」

なんと！お隣は高野だったーーー


「ああ、そうか。告白しに来たのか。気が早いな。ま、俺はいいけど」

慌てて中に逃げ込む律
一刻も早く引っ越ししないと！
住宅情報誌をめくる


これは恋じゃない！
恋じゃない！
こけは絶対恋じゃなーーーい！！！




あれ？ラストのトコは変えてきましたね！
ま、気になる程じゃないけど（笑）

レビュー書いているトコをあちこち読ませて頂きましたが、概ね好評な滑り出しでしたね！
ま。春菊作品ですし
やっぱりテンポがイイですわ


さて、いよいよ次回横澤さん登場っすね～（フフ～♪）



【丸川書店用語集】

その２は営業部
早速横澤さんの伏線貼ってきましたねっ！(^_-)-☆



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今後はミラーブログの方からＴＢは飛ばさせて頂く事になります。

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『世界一初恋』キャラクターソング 小野寺律