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2011.08.26
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樋口美沙緒:原作 高久尚子:絵
「八月七日を探して」 B’
Atis collection





【キャスト】


水沢涼太 : 寺島拓篤
二宮恭一 : 羽多野渉
北川和馬 : 野島裕史
真鍋、生徒A : 伊藤有希
椎名、加川、同級生1、生徒B : 栗山拓也
長野 : 赤城進
部員A、部員1 : 木村徹
殿村、アナウンス : 下妻由幸
男子部長、同級生2 : 松丸幸太郎
涼太の母 : 沢田泉
臨時委員A、女子部長 : 金丸由奈
櫻井、マネージャー、女子B : 別井友美
女子A、臨時委員B、女子C : 原紗友里




八月七日嵐の夜、事故で三ヶ月分の記憶を失ってしまった高校二年生の水沢涼太。
けれどそれ以来、なぜか毎晩強引に抱かれる淫夢を見るように…。
これは実際にあった記憶なのか? 
手掛かりは、生徒会役員で、長身の男――。
密かに悩む涼太は、自分と親しい幼なじみで副会長の二宮恭一と、会長の三年生、北川和馬を疑うけれど!?




ちょうどCharaフェアの時に原作も買ってみました。




なので、合わせた感じの感想で。





まずは内容の方ですが・・・
以前から書いているように、高校生同士というのは私のツボ範疇外なので。
その点はやっぱり青い勘違いというか、幼さの感じる内容だったかな?


ただ、個人的に関心があったのは幼馴染同士という点と記憶喪失モノという2つの萌えポイントが入った内容だった事。
ただ、抜け落ちているのが3カ月という事で、一番肝心な部分は抜け落ちているものの、全く何も覚えていないという記憶喪失では無いです。

そして意識が戻って以来主人公が見る犯されている夢。
これが本人を乱させ、逆にヒントにもなっていたという点。



なんかあとがきを読むと、樋口さんは「ゴーカンされちゃった?と悶々とする主人公が書きたかった」とかなりごり押しでこの作品を書かれたそうなのですが・・・


正直言うと、個人的には消化不良な内容でした。

確かに主人公・涼太は悶々としてましたし苦しんでましたが。
一番厄介にさせていたのは彼の恭一オンリーの意地っ張りさだったのかも。

とにかく、あの夢の中の人物は誰なのか?
生徒会長の北川が一番怪しいと目星を付けての真実探しの毎日を送る事となるんですが。
その中でいろいろと抜け落ちた記憶が少しずつ戻っていく涼太。
でも、それによってますますわからなくなる恭一の気持ちと北川の存在。


そしてとうとう、あの夢の中の人物は恭一だとわかって、恭一をぶん殴って
やっと恭一の気持ちを聞き出せますが「好きならゴーカンしてもイイの?」という言葉で一旦は距離が出来。

それでも、その後、恭一が自分の事をどう評価してきたか(それまでは自分を全く認めてくれていない。頼りにされていないと勝手に思い込んでいた)を知り、さらに中学時代から2人を知っている友人の言葉で恭一の不器用な面もあった事を思い出して、今度こそちゃんと涼太も素直に自分の気持ちを告白して恋人同士になります。




なりますが・・・・



とにかく私の中ではどうにもスッキリしない内容だったのですよね~(^^ゞ


まず、一番自分の中で釈然としないのが恭一の言動。

涼太の事を好きだという女子の存在を付き合わせたくないばかりに横恋慕。
これはまだわかる。

北川から告白されたとメールがきて、キレて強引に抱いてしまった
これもまぁ、BLにはありがち。

涼太に記憶が無くなったのをいい事に「今度こそ」と思った
これもわかる。好きになって貰いたい一心なら余計に。


ただ、全体的にとにかく言葉足らずな上に勘違いする言い方ばかり。
しかも、Hする仲にまで進展してしまったのが、お互いに売り言葉に買い言葉みたいな展開だったのが個人的にあんまり好きじゃない展開だったのですよね。
興奮すれば男なら相手が好きじゃない人間とでも。たとえ男相手でも出来る!なんて。

その時点で涼太は特別だと少しでも感じさせられる雰囲気だったらなぁ。
だいたい、中学時代に初めて恭一が涼太に告白したのだってかなり勇気を振り絞っての告白だっただろうに、「答えは要らない」って・・・
玉砕覚悟で告白しろよ!と(^^ゞ

その辺が不器用というか中途半端というか・・・
関係を崩したくないくせに自分の気持ちは知ってて欲しい
好きなのは涼太だけなくせにどこか性欲処理相手みたいな風を装ってたり、どう聞いても拒絶しか感じられない言葉を吐いたり


事の発端は桜井という女子の出現
それによって涼太に芽生えてしまった不信感(自分を好きと言ったくせに・・・と)
言い争いの果てに身体の関係に持ち込んで、それに対し悩み抜いた涼太が北川に相談した末に、今度は嫉妬でキレてゴーカンして・・・

涼太の記憶が無くなっても、北川に近付けさせたくない一心で取った言動が、ますます恭一のみに涼太が起こすコンプレックスを刺激して。

「今度こそ自分を好きにさせる!」

そんな決意のもとに動いていた筈が結局全く好きにさせるどころではなかったという恭一のお粗末さ。



涼太の無自覚に実は恭一を好きになっていたというのに気付くのもちょっと遅過ぎたし、
実は涼太を高評価していた事がわかったくらいで一気に恋人になる事を許してしまうくだりもイマイチ合点がいかないというか・・・

まぁ、恭一が好きだったという自分のそもそもの気持ちは全て終わってから未送信の自分のメールでハッキリしたとラストにあり、
自分の判断は記憶を無くす前の自分とやっと並んだわけですが

涼太の行動も、自分の気持ちより恭一を放っておけない部分からって感じで


上手く書けませんが、なんかこうモヤモヤ~~っと(^^ゞ



恭一からすると排除したい人ナンバー1だったんでしょうが、
こうなると北川という存在は本当にキューピッドだったというか・・・
本当にイイ人だったのが北川。

のらりくらりしてる風でいて、「さすが!生徒会長!」と言える人で。
なんで恭一は涼太にとって特別で、北川はその他大勢に埋没されてしまうのかわかんなーい(笑)
北川を選べばよかったのに・・・

しかし、この人も諦めが早過ぎるよ!
本当に好きで答えを待っていた程なら、敵に塩を送るな!って(苦笑)



とまぁ、こんな感じでした(よかったと思われてる方、ホントすみません)





さて、肝心のCDの方ですが・・・

こちらは、涼太役のてらしーも、恭一役の羽多野さんも実にキャラと声が合っていたと思います。
特にてらしーは高久さんの描かれた絵と本当にあっていたな~と。

羽多野さんも、時に冷たくて、時に優しくて、時に自信の無いワンコみたいな恭一にピッタリだったと思います。


でも、それ以上に良かったのが北川役の野島兄様ハート(手書き)
一見、いい加減そうでいて人のイイ頼りになる彼に実にマッチングしてました。



ただ、1つ難癖を付けるなら(笑)
てらしーがもうちょっと喘ぎ声が上手いとイイのに(爆)
フツーの会話はイイのに、Hシーンになると途端に(>_<)
これは正直残念過ぎたかも(^^ゞ



脚本は、2枚組になっていたにもかかわらず、中学までの主人公2人のエピソードが告白シーンと初めて互いを意識したお弁当のシーンのみだったのがちょっと。
その他も私から見ると重要に感じられたエピソードを悉くカットしていた為、CDしか聞いていない人には特に涼太の恭一への思いがわかりずらく、北川の言うところの「二宮だけが特別」という点がピンとないんじゃないかと。




・・・というわけで、原作のみだときっとB評価にしちゃったんじゃないかと思うんですが、
今回はBLCDとしてこの作品を評価したので、声優さん方の素晴らしさを加味してB’にさせて頂きました。


感想が辛口でホントすみません(^^ゞ





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Last updated  2011.08.26 09:36:15
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