SOLILOQUY

新テニスの王子様 第10話「さらば手塚国光」



「もっと、楽しませて貰ってもイイですか？テニスを」



公式ＨＰより


『…これからは、自分の為だけに戦ってください…！』
とうとう３番コートと５番コートのシャッフルマッチが始まった。シングルス２で登場した青学（せいがく）の部長・手塚は、かつて青学（せいがく）の部長を務めていた大和祐大と対戦することになる。
大和の繰り出す「幻有夢現（げんうゆめうつつ）」を返すことが出来ない手塚は「手塚ファントム」を使い、すべてのボールをアウトにすることで勝利を掴もうとしていた。しかし、ひじに大きな負担がかかるこの技を見て大和は、常に自分を犠牲にし、チームのために戦ってきた手塚に自分のために戦ってほしいと語りかける。それを聞いた手塚は…。



「お久しぶりですね。越前リョーマ君」

夜、自主練をしていたリョーマに声をかけてきたのは・・・



いよいよ３番コートと５番コートのシャッフルマッチの日。
張り出された対戦カードを見て、不二は手塚の相手にハッとする。

大和祐大


その頃、鬼は今回選出しなかった阿久津に、もっとイイ死に場所を用意してやると約束する。

「それまでにプランク埋めてこいや」

阿久津の実力を認めてのエールですね。



「やはりあなたでしたか。大和部長」



眼鏡無しでよくわかりましたねと微笑むその人は、かつて青学テニス部部長その人だった。



手塚は間違えるわけないと言ってますが、こりゃわからんでしょう（笑）

「今日の対戦、楽しみにしてますよ」



負け組では、三船が用意した鉛が流しこんでいるとんでもなく重いラケットを持たされているリョーマ達

「早くやろうよ。特訓」



シャッフルマッチ１回戦はクラウザー対中河内
中河内の勝利。
ベンチまでクラウザーを運んだ中河内はコイツは強くなるとニッと笑う。
（まさかの姫抱っこで運んだんでしょうか？／ハァハァ）


２回戦目は白石＆赤也対松平＆都
白石＆赤也ペアの勝利←ここは戦いの部分をカットされたみたいですね。


「彼に忘れ物を渡してきます」

次はいよいよ手塚と大和の試合

「なぜこんな所にいるのです？
ドイツのプロチームから誘いがあったそうじゃないですか。
どうしてすぐに向かわないのです？」
「選抜候補の一員としてベストを尽くす事。今はそれしか頭にありません」

青学の柱の次はジュニアの柱・・・いかにも手塚らしい答えと苦笑する大和
青学の新旧部長対決がいよいよ始まる。



その頃、リョーマ達は・・・例の重いラケットに苦戦させられていた。
その中でなぜか普段以上に気合いが入っているように見えるリョーマ

「今日、手塚君と試合をします。見に来ませんか？」

自主練の時に出会ったのは大和だった

「手塚君の日本での最後の試合になるかもしれませんよ」

この大和の言葉ゆえだった。



その手塚と大和の試合。
以前戦った時とは雲泥の差と手塚の実力を認めつつ飄々とした雰囲気を崩さず戦っている大和。
しかし、圧倒的に手塚のペースで試合は進んでいた。

「しかたありません。とっておきの技を出しましょう」

そう言って繰り出される大和の球。
手塚は確かにその球を捉えた・・・筈だった。
しかし、何故かラケットをすり抜けていく
それどころか、球は全く違う場所に落ちてきて・・・

「どういう事だ？確実に捕らえていた筈」
「目に映る全てのもの。因縁は業の幻であり、夢かはたまた現実か。
現有夢現とでも名付けましょうか」



何回やってもラケットをすり抜けて消えてしまうボール
これは、手塚が才能ある選手だからこそ、それを逆に利用された攻撃だった。
大和は打つ瞬間にコースを変えていたのだ。

大和は言う
今追っているボールも、背負っている柱も幻だとーーー



そろそろ自分の為に戦ってもイイ頃なのではと言う。
しかし、手塚の答えはあくまでもチームの勝利を優先
そして、手塚は肘への負担を度返しして手塚ファントムを出す。



相変わらず必死にボールに食らいついていたリョーマ。
ここで三船は休憩にし、リョーマに試合を見に行くよう言う
邪念を祓って来いと



チームの勝利の為に自分の身体を顧みない手塚。
そんな彼に大和は手塚と初めて出会った時の話をする。

「手塚君、君には青学の柱になって貰います」

腕の故障があったとはいえ手塚に惨敗した大和は、その試合の中でテニスへの情熱を再び思い出せた。

「手塚君には僕みたいになって欲しくないんですよ」

手術後の傷を見せる大和。


ずっとチームの為に自分を犠牲にしてきた手塚。

「そろそろ自由になってもいいんじゃないですか？」

さらに跡部は言う。自分たちを信用しろと。
そこには同じ思いのチームメイトがいた。



「もっと、楽しませて貰ってもイイですか？テニスを」

ここでようやく手塚は解き放たれる。
自分の為に自由にテニスを始める手塚。
それまで、試合中に見せた事の無い微笑みを浮かべ楽しそうにプレーする手塚の表情に満足そうな大和。
そしてその手塚は、あの現有夢現を完璧に破ってみせた。
手塚の強さに舌を巻く３番コートの面々。


「そうだ。俺の役目は終わった」

その言葉と共に、とうとう手塚は開眼する。　　天衣無縫の極み




「己の信じる道に進むのも悪いものじゃないですよ」

手塚の勝利で終わった試合。
握手を交わしながらそう手塚に言う大和。


「ドイツ、行きたいんだろう？あーん？
俺もすぐに追いかける」

ライバルの言葉が背を押す。


試合を見に来ていたリョーマに、自分の信じるテニスをしてきてよかったと話す大和。
リョーマにも、手塚同様、自分の信じる道を歩むようアドバイスする。

「イイ、試合だったっす！」

だが大和は、手塚とは逆にこれが引退試合となったーーー







なんか明暗を分けた形となった新旧部長対決。
でも、大和部長の顔にも笑顔があって。

そして大和だけが言える言葉の１つ１つ。
かつて、青学の柱として手塚を縛ったのが大和なら。解き放つのも大和だったんですね～。
年齢的に１年の付き合いだった筈ですが、大きな人だったんですね！＞大和部長

それにしても、アニメでチョコチョコ出てきた大和はかつてと同じでしたが・・・
いつの間に不良（髪染めてるし／爆）になっちゃったんですか～？（笑）


そして手塚の門出が手塚のライバルや、手塚を追いかけてる者たちのイイ刺激になったみたいですね。



でも、これでますます手塚の出番が（泣）



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