2015/04/05(日)22:29
デス・パレード 第12話(最終話)「スーサイド・ツアー」(その2)
その1はコチラ
知幸を連れてきた場所は、裁定を終えて魂が抜けた人形が廃棄される場所。
ではいずれ私もここに?と訊ねると「いいえ」と答えるデキム。そしてポケットの中には人形が入っていて。
死して尚生きようとする人間を尊敬する
もう耳にタコが出来そうなくらい聞かされた言葉を再度口にするデキム。
「ノーナ、死に憧れを持ってしまったみたいですね」
そう1人呟くオクルス ノーナの今後が心配ですね。
「知幸さん、生きてきてよかったですか?」
デキムの問いに驚きながらも「うん」と答える知幸。
その答えに素晴らしいと感嘆するデキム。
「私はここにいらしたお客様にそう言って頂けるような裁定者になりたいです」
いよいよ、別れの時。デキムは知幸にそう口にする。
「だったらさ、もっとイイ顔しなよ」
笑顔を作れと言われてやってみた顔は・・・かなり無理があって(笑)
「それじゃあね」
「いってらっしゃいませ」
いつも送り出すのと同じ言葉でお辞儀をする。
「バイバイ」
閉まっていく扉の向こうに消えていく彼女を見つめながら、これまでの事を走馬灯のように思い浮かべるデキム。
知幸もまたデキムを見つめていると・・・最後に見せたデキムの表情は
笑顔
やっと自然な笑顔を見せてくれた彼に最高の笑顔で返し扉は完全に閉まった。知幸は「再生」だった。
ギンティの所からミーマインが消えた。
そしてカウンターの上にはマユによく似たこけしが加わった。
もしかして、デキムが飾っている人形のように、ギンティも印象深かった人間を模したこけしを飾っているのかな?
あんなにデキムとは真逆な性格だと思っていたのに。
カストラとクイーンと3人で女子会?をしているノーナ。
どうやらデキムに課した課題を無事彼がクリアしてくれた事で、また別の裁定者に同じ事をさせようというのか?
しかしノーナはしばらく様子見するという。オクルスに目をつけられちゃったからね~(^^ゞ
「1つ、裁定者は裁定を止める事は出来ない その為に存在しているから・・・」
今まで何度か口にした裁定者の約束事を口にするノーナ。
「4つ、裁定者は生命に寄り添ってはならない 彼らが壊れてしまうから」
その後も変わらず客がクイーンデキムに訪れる。
いつものように挨拶をするデキム。しかし変わったのは
知幸との出会いで身に付いた笑顔と・・・そして傍らには知幸の人形が。
そしてその人形の手にはCHAVVOTの人形が。
今のところ変えられない部分の展開はいつものエンディングに。
そしてデキムの笑顔と知幸の人形の部分からは今回カットになったOP曲が流れました。
この話の展開とは全く無関係だった楽しいOPは大好きでしたねー!
欲を言えば、そんな彼らも見てみたかったです。
知幸の件はなんとかスッキリしましたが、結局のところトーテムの秘密が今一つスッキリせず終わってしまったような。
あれを作った主はどうして人形に裁定を委ねるとしたのなら画一的なモノを作らなかったのか?
見た目が人間みたいならともかく、性格もまちまちだし終わりのない裁定者の仕事をしていくのに考える力を与えてしまった段階でノーナのような考えを持つ者が現れても仕方ない。
あのギンティですらマユに対してあんなに悩み苛立ち、裁定者というより最低者な方法を取る羽目になってしまいましたしね。
今はノーナの周辺だけだけど、そのうち広がってきたら・・・オクルス、もしくは作った主が裁定者たちの脳をリセット・・するんでしょうか?
また裁定者が壊れたらどうなってしまうのか?
今回、デキムは人間に尊敬の念を抱いていたからか壊れる事はなく、より魅力的に変わりました。
そのうち知幸の記憶は消えてしまうのかもしれませんが・・・いや、消えないで残ると信じたいですね。
途中でパソコンが壊れてしまった関係でそのまま遅れ遅れのUPになってしまい申し訳ありません。
そんなレビューにお付き合い頂き本当にありがとうございました。
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デキム ミラー 「デス・パレード」