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テーマ:政治について(20040)
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うーん、すごかったですねえ、衆議院選挙。
今日はこっちの午前7時(日本時間午後11時)からNHKの選挙中継を見ました。その時点で「自民220議席」って、何だそりゃ?って感じでした。 とにかく、どんなスポーツや格闘技より面白かったです。こんなに面白いことを実世界でやってしまったら、エンターテイメントは成り立たないよね。プロ野球選手は見習ってほしい。 色々な方が的確なコメントをしていると思うので、僕は東京の有権者として一言。 今回感じたのは「小選挙区制の怖さ」です。 東京の小選挙区を見ると、見事に自民が完勝しましたね。25小選挙区中、24議席が自民。残り1議席は菅直人。しかし、それも元武蔵野市長土屋氏にぎりぎりの勝利でした。 これって異常だと思いませんか? たしかに、第一党が実際の得票率より多くの議席数を占めることが出来ることが小選挙区制度の醍醐味です。これによって前回の選挙後は「2大政党制」が近くなりましたね。(また遠のきましたが) しかし、一歩間違えると一つの党が全ての議席を独占することが出来ることも今回の選挙でハッキリしたのではないでしょうか。 小選挙区制は米英の制度を真似て導入されたものです。でも、米英でどちらか1つの政党が大勝したって事例があるのでしょうか?少なくともアメリカでは共和・民主がバランスよく議席を分け合っていると思います。 これは、地方によって意見のばらつきが相当あるからこそ、2大政党でバランスを取ることが出来ていると言えませんかね?アメリカなんか州によって共和か民主ってハッキリしていますものね。 一方、日本は有権者の意見もどこか似通っていませんかね?特に、大票田となる都市部は非常に似ている。 となると、都市部の有権者をくすぐる状況が起きれば、1つの政党に大きく傾いてしまう気がします。 僕が投票権を得てから、青島幸雄といい石原慎太郎といい、そしてこの衆議院選挙といい、「既存の体制を打ち破り『改革』してくれそう」な候補者であれば大きくなびくのが東京の有権者の特徴ですね。 この特徴がある限り、小選挙区って危なっかしい。 もし今回完全小選挙区制で選挙を行っていたら・・・あー、、、鳥肌が立ちます。 まあ、有権者が小選挙区制度に慣れるにはまだまだ回数を重ねる必要がある気がします。 日本では「自民党に勝たせすぎ」っていう論評が出ていませんか?気になるところです。 ks お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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