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ふらりかずたま ひとり言 

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2007年01月14日
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カテゴリ:旅行・山関係
農夫が湯気が立ち上がるのを見つけ、持っていた鎌の先で突いてみると、突然湯が吹き出した、というのが鎌先温泉の名の由来です。鎌先温泉 湯主一條旅館は、鎌先温泉でもっとも古く、その名のとおり600年以上湯主を務めてきた格式ある宿です。
昨年12月、徹夜続きの体を休めに行ってきました。またも、息子と彼女同行です。
東北自動車道・宮城白石ICから30分ほど走ったところにある鎌先温泉。その一番奥にある風格のある旅館です。急坂を登りきると左側に本館。大正末期から昭和の初めに造られた一部4階建ての木造建築で、釘を一切使っていないそうです。

右に別館。客室や温泉はすべてこちらの建物。到着していきなり部屋ではなく、茶寮「都路里」に案内されます。茶菓子と深みのある煎茶をいただき、ちょっと一息。この間に宿泊カード記入など手続き。女性はお好みの浴衣と帯を選びます。男子用はサイズが違うだけ。それにプラスして着替え用の浴衣を1枚ずつ渡されます。心憎いサービスです。

部屋に案内され、早速大浴場&露天風呂へ。きれいで明るい浴室。この日雪はあまりなく雪見露天とはなりませんでしたが、お湯は長湯には適温。大浴場はちょっと熱めでいい気持ちでした。但し母ちゃんは熱い湯に入れないため露天風呂オンリーだったそうです。

夕食は、本館で。畳の部屋にテーブルを置いたレトロ感いっぱいのお部屋。料理長の意気込みが伝わる、見た目も味も贅沢な会席です。汲み上げ湯葉に始まって、和風と洋風のオリジナル料理が次々と。私たちはタラバガニステーキのコースに、追加オーダーで仙台牛陶板焼きを頼みました。どれもおいしいのですが、湯葉を取ったあとの豆乳を使った、宮城ポークの豆乳しゃぶしゃぶ(地物野菜添え)は特にすばらしい。写真は献立の前半。

06123018.P1000473.jpg

最後に粕汁と宮城ひとめぼれのご飯が出ました。ご飯だけでもパクパク食べられるほどおいしく。ガッチリとお替りしてしまいました。大満足の夕食で、明日の朝ごはんにも期待が…。

食後は木造の本館内を見学。なぜか50年近く前に泊まった吉野山の旅館を思い出しました。本館は食事処だけでなく、湯治のお客様も宿泊しているとのこと。部屋は6畳、暖房はエアコンではなく、オイルヒーターと火鉢だそうです。

夜は、600年前から湧き続けている「鎌先の湯」へ。茶色の湯花が出る濁ったお湯と湯揉みしたような、やわらかい肌ざわり。怪我・火傷・腰痛・慢性皮膚炎などによく効く、自家自噴泉かけ流しの薬湯です。お風呂はこのあと夜中と朝にも入りました。心なしか肌がつるつるになった気がします。

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朝食も豪華。こんなに食えるのかというほどのおかずが並んでいます。昨夜のお替りのせいか、お櫃のご飯はテンコ盛り。とにかくご飯がおいしくて、お櫃を空にしてしまいました。もちろんおかずは全て頂きました。ちなみに私は、山盛りご飯を5杯も食べてしまいました。

チェックアウトは11時。食事のあとのんびりできて助かります。これだけのもてなしを受けて、料金は格安。息子が精算書を見て「わ~!良心的!!」と感動していました。

お湯といい、料理といい、従業員の皆さんの接客態度といい、申し分ないお宿でした。今度は子供抜きで、母ちゃんと2人で行きたいと思います。








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最終更新日  2007年01月15日 00時34分00秒
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