カテゴリ:旅行・山関係
野伏港には、お世話になる民宿『肥田文(ひだぶん)』さんのワゴン車が迎えに来てくれていました。当然のことながら品川ナンバーです。乗ったのは私たち4人だけ。盆休み後なので空いているのか?と思ったのですが、連泊の人が多いらしく、宿の玄関は靴やサンダルだらけ。
「まだ掃除終わってないから、10時頃まで待ってて」と、女優の岡本麗さんに似た女将さん。「朝飯食ってきますから、ゆっくりでいいです。この時間開いているのはどこでしょうか?」と教えてもらったのが、以前来たときにも食事をした『大師』。ブラブラと土産物屋を覗きながらその店へ。開店2分後の店は店主も心の準備ができていないのか「いらっしゃいませ」の声も出ない様子。注文をとりに来たおばちゃんもボソーッとしています。おいおい大丈夫かという感じだったのですが、段々と気合が入ってきたみたい。 冷奴、アジの開き、野菜炒め、生卵、味付け海苔、漬物、味噌汁、ご飯がセットになった朝定食を注文。またも食いに走って写真を忘れましたが、すごいボリューム。しかも美味い。食後にホットコーヒーをもらったのですが、これはお世辞にも美味しいとはいえません。そうだ!感動的なのはカキ氷。あほな息子がデザートに頼んだのですが、びっくりするような高さで、スプーンを抜くのに苦労するほど。何はともあれ、涼しくて清潔感のある『大師』の店内でゆったりして、宿へ戻りました。 部屋に通されて、息つく暇もなく「早く海にいこう」と母ちゃん。本当に遊ぶことにかけては貪欲です。天気予報は大きくはずれて朝からカンカン照り。息子と彼女は真っ黒に日焼けしているので日焼け止めクリームは無用ですが、母ちゃんは入念に摺り込んでいます。私は大きな麦藁帽子を持っているので首筋だけ塗りました。 「石白川海岸」は宿から徒歩1分の海水浴場。温泉にも近く、浜辺の砂が白い美しい海水浴場。遠浅で波は穏やか、右手に広がる磯場ではカニ取りなど磯遊びもできます。小さい浜ですが売店もあり、ライフガードも常駐しているので家族連れには人気があります。息子たちはシュノーケリングで海中散歩。私は近眼がひどいので度付きゴーグルで水中を見ながら泳ぎます。問題は母ちゃん。泳ぎに自信がないのでドデカイ浮き袋を着けたまま。水中眼鏡で海中を見るのにも苦労です。息子の彼女は泳ぎが達者なのにハート型の浮き袋を使っていますが、水中を見るときには浮き袋から抜け出して潜ります。 目の前をいろんな魚が泳いでいます。水中カメラがないので画像はありませんが、浜辺に近いところでも、色とりどりの熱帯魚系。ベラ、回遊するボラやその他名前の分からない魚たち。しかし、前回より海が濁っているようで、あまり先までは見通せません。磯ではカニやヤドカリがいて楽しませてくれます。 ちなみに、宿のオヤジさんに海の濁りのことを聞いてみると「この間までは黒潮が島に近かったので本当に澄み切っていたが、いまは親潮が近くを通っているのであんな感じの水の色だ。釣れる魚も変わってしまったし、海水浴場の水温も低い。こればっかりはどうにもならない」との返事。確かに、少し深場へ行くと水が急に冷たくなる感じがありました。 13時過ぎ昼食。浜から徒歩3分のイタメシ屋『こころ』。ここもすごいボリュームで、味も値段もGOOD。ただ子連れのお客が多くて店内は騒然としていました。私は単細胞で、海だ、キャンプだといえばカレーを食べるものと思い込んでいて、「辛いですよ」という店員さんの忠告に「大丈夫! 男の子だ」と注文しました。そして大後悔。見た目にも赤いタバスコ的な辛さに悲鳴を上げ、母ちゃんに泣きついて、母ちゃんが注文したチキンソテーを奪い取ってしまいました。写真上がカレー。ムール貝、アサリ、イカ、小エビなど海鮮の具がたくさん入っているのに…。下の写真はチキン、具沢山の野菜が載せられたお勧めの品です。 余談だけれど、店に入ってきた西洋人のお客。日本語は全くダメなようで、他のお客が食べているメニューを指さし、内容を確かめオーダーしていました。日本人が外国に行って果たして同じことができるだろうかと感心させられました。また、その外人さんが食前と食後に席を立って外に出ます。何しているんだろうと見てみると店の外でタバコを吸っているのです。この店は禁煙でなく、ほかのテーブルの日本人のオヤジさんたちはその場でスパスパ。でも、赤ちゃんを含む子連れの多く、しかも満席の店内でタバコを吸うのはいかがなものか? 愛煙家の私は店内の様子を観察し、当たり前のマナーとして店外で喫煙していました。 この日は島内移動せず、午後からも石白川海岸。しばらく海水浴を楽しんだあとは、海岸べりに温泉の湧き出している松が下雅(まつがしたみやび)の湯へGO。水着のままで歩いていけるのが何ともリゾート気分かな。 <この続きはまた明日> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月01日 11時51分15秒
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