ふらりかずたま ひとり言 

2007/09/28(金)00:46

阿寒湖畔を歩く 北海道かけ足ツアー3

旅行・山関係(304)

2日目は朝4時半起床。ネボスケの母ちゃんは寝かせておいて「ボッケ散策」に参加。40人のツアーで参加者は6人だけ。朝は早いし気温は低いし、マア仕方ないかも。 夜明けの気温は8℃。湖上を吹き渡る冷気が気持ちいい。桟橋にはロッドを振る釣り人がポツリポツリ。ヒメマスやアメマスが釣れるそうです。 「ボッケ」というのは阿寒湖畔の遊歩道にある泥火山のことで、アイヌ語の「ボフケ(煮立つ)」に由来します。泥と水が地熱やガスによってボコボコと音を立てて煮えたぎっています。箱根や別府の温泉地獄と同じ理屈です。散策路の途中に「弁慶の足湯」と名付けられた足湯施設も。さすが温泉天国です。 ホテルから約20分。湖畔の散策道はシダやササに覆われ、原生林の佇まいです。そここの木の幹にはエゾシカの被害を防ぐためのネットが巻いてあり、フェンスが張られています。エゾシカ被害の深刻さが窺えました。 歩き始めてまもなく雄阿寒岳から日の出。輝く空に雄阿寒岳が黒々とそびえています。振り返れば雌阿寒岳と阿寒富士。いい眺めです。深田久弥の「日本百名山」では、雌阿寒岳を阿寒岳と呼んでいます。ちなみに、雌阿寒岳1499メートルで1371メートルの雄阿寒岳より高く、現在もさかんに火山活動しています。 散策途中、気付いただけでも何種類もの花や実がなっています。まぎれもなく秋です。湖畔にはラワン蕗の群生も。この蕗は高さが2メートルにもなる巨大なもので、アイヌ伝説に登場する小人コロポックルが住むといわれていますが、コロボックルには遭えませんでした。 6時30分の朝食に間に合うように大急ぎで戻り、母ちゃんと合流してまず食事。ガツガツと食べて荷物整理してロビーに下りると、まだ朝食の席待ちで長蛇の列です(間に合うのか?)。出発時間の8時までの小1時間、2人で湖畔を散歩しました。(明日も2日目の報告)

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