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買い物に出かけていた母ちゃんから携帯に電話。緊急時以外はメールで連絡してくるのに「何じゃ」と思い、あわてて電話に出ました。
母ちゃんが「イトーヨーカドーでえらいことやっちゃった」と言います。てっきり財布をなくしたか、盗られたか、あるいは自転車事故かと思いきや、「福引で1等賞が当たっちゃた」と困惑を隠さない声。 「何が当たったの?」 「ホットプレート」 「それが1等賞? 特等は旅行か?」 「これが最高。3等のカップラーメン詰め合わせが良かったのに」 「大きさは?」 「50センチ四方くらいで厚さは20センチくらい」 「迎えに行こうか?」 「自転車の荷台に縛り付けて、押しながら帰れば大丈夫」 「気をつけて」 帰宅して「事件」の顛末を聞きました。 2回ひけて、1回目が1等の赤球、2回目はハズレ。受付のおじさんは「赤? えーと、い、1等賞です」と自信なさげに言い「景品引き換え場へどうぞ」と玉を渡して、鉦も小さくカランと鳴らしたそうです。 隣の景品引き換え場へ行くや、おばさんが大声で「1等賞出ました」。そして、鉦をカランカランカランと激しく鳴らし「おめでとうございます」。 母ちゃんは「顔から火が出そうだった」そうで、景品を持ってそそくさと店内を歩いていると、いきなり店内放送で「ただいま福引で1等賞のホットプレートが当たりました。おめでとうございます」。 近くにいた子供が「あのおばちゃん1等賞持ってるよ」。恥ずかしくて仕方なかったと。 うちには、まだ現役のホットプレートがあります。でも今回の製品は「タイガー・これ1台、3枚プレートタイプ」、メーカー希望小売価格19950円。 「どうするか?」 「カップラーメン詰め合わせに換えてくれないかな?」 「リサイクルショップに持っていくか?」 結局、いつのことになるやら分かりませんが、息子が結婚するときに「花婿道具」として持たせようということになりました。 運が出始めたのか、運を無駄に使ってしまったのか、どうなんでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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