カテゴリ:旅行・山関係
昨年、西日本に大きな被害を出した連続台風のため、2度も北海道旅行をキャンセル。日程をずらして、大雪山系ハイキングは実行できましたが、アニマル・ウォッチングは宿題として今年に持ち越したのでした。 新年早々の発症で今年の旅行計画は白紙。退院直後に伊豆高原、GW恒例の長野、半年を経過して宮古島、渓流釣り再開・ゴルフ初挑戦…と行動を拡大してきました。そして、今回はアニマル・ウォッチングのリベンジで北海道へ行きます。 ただ、北海道旅行で問題になるのは運転。「でっかいど~、北海道!」の謳い文句どおり、とにかく広いのです。今回は2泊3日、知床がメインの旅程。それでも走行距離は約400kmあります。 右に斜里岳、左に知床の山々が広がる 出発に先立ち、主治医のアドバイス。宮古島のときと同じく1時間に1度は席を立って機内を歩くこと。座席でも左つま先は動かすように(通常より広いクラスJでも必要)。そして、運転はくれぐれも慎重に。軽度の脳梗塞とはいえ、左半身がダメージを受けており、左側からの刺激に反応が遅れる危険性があるので、くれぐれも注意するように。特に北海道は全体がスピードを出しているから…、というものです。 一定時間走ったらキッチリ休憩を取る、早めにチェックイン・遅めにチェックアウト。血圧はじめ体調を管理し、変調を見逃さない。辛いときは運転を交代してもらう、状況に応じ日程変更も…。 濤沸湖から見る斜里岳。放牧馬が北海道らしい 9月3日からの週は、前週までの夏型気圧配置が崩れ、全国的に天気が不安定。特に6日は、気象協会自体が予報信頼度「C」とするほど。いつものとおり2種類の旅程表を作りました。 1日目。6時55分発JAL便で女満別空港へ。少し風が強いようですがいい天気です。 まずサンゴ草見学。最近、ツアーの広告はサロマ湖キムアネップ岬のサンゴ草見学ばかり。私たちも行きたかったのですが、空港から60キロ以上もあり行程的に無理。 「日本一のサンゴ草」で有名な能取湖へ。 驚愕!! 見るも無残なサンゴ草。復活するのだろうか 行って愕然。数年前は真っ赤なサンゴ草に覆われていたのに…まばらに色づいているだけです。 「平成22年度に行った色づき改善事業で図らずも群生地が縮小してしまった」「専門家の指導を仰いで原因調査と対策を行っている」との看板が立っています。 「なんで最初から専門家に指導してもらわなかったんやろか?」 「うまく復活するのかしら?」 首をひねりながら撤収です。 07年の能取湖サンゴ草群生 網走漁港にある道の駅に隣接する「流氷硝子館」へ。 ここは、廃棄蛍光灯のリサイクルガラスを使用した手作りガラスの工房。リサイクルガラスを原料にした製品は「エコピリカ」と呼ばれ、環境や温暖化への負荷を減らすトレードマークになっています。 私は、リサイクルガラスにホタテの貝殻粉を焼き込んで磨いた作品「幻氷」グラスをゲット。グラス表面の模様はオホーツク海の流氷そのものです。 流氷を想起する見事な作品「幻氷」 「花より団子」の母ちゃんは、館内のカフェ「帽子岩」が目当て。オホーツク海を一望出来る席に座って、「流氷たまご」を食べるのだそうです。 サケ・昆布・ゆかりなどのおにぎりを魚のすり身で包み、揚げた(かまぼこ)料理。もともと網走は冷凍すり身発祥の地。食欲をそそるネーミングですが、揚げ立ての「たまご」は本当に美味しかったです。 流氷たまご。サラダ、スープ、ヨーグルトが付いて680円 網走からは知床半島「オシンコシンの滝」まで70キロの道のりです。網走港を出ると左手はオホーツク海。浜には何本もの釣竿を立てた釣り人たちが、岸に寄ってくるカラフトマスやサケを狙って頑張っています。 「山デジさん、いるかもね」と母ちゃん。 「札幌寄りの海岸に居てはるんやないかなぁ」と私。 山デジさんというのは、札幌在住の詩的センスにあふれる「ブロ友」です。 そんな会話をかわしながら、平日の知床国道・334号線を駆け抜けました。 知床・ヒグマウォッチングへ続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月12日 02時22分29秒
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