続き
翌朝、薬を飲ませに実家に行ったところ勝手口の前にお弁当とお茶が置いてありました。勝手口が閉まっていたのでまだ寝ていると思い義姉さんが置いていったのです。もう起きているだろう、と思いドアノブを回してみたところ鍵が掛かっていました。まだ寝てるのか、と表玄関に行き鍵を開けて中に入りました。居間の電気がついていたので「なんだ、起きているじゃん」と思い母の使用しているベッドを見たところベッド下で母が横たわっていました。びっくりして声をかけましたがすでに体が冷たく慌てて救急を要請しました。母の状態を確認していた救急の方が「すでに亡くなってみえるので、救急としてはこのまま帰ることになる。この後は警察の管轄になり検死をすることになる」みたいなことを丁寧に話をしてくれました。その後救急の方が警察に連絡をし、すぐ警察官が来ました(実は道を挟んだ向かいが警察署だったりします)。そこからは何人もの警察官が出入りし状況を聞かれ慌ただしく時間が過ぎていきました。葬儀の打ち合わせやら枕経、葬儀、連絡・支払いなどであっという間に1週間が過ぎていました。いつまで介護が続くのか、という漠然とした不安が思わぬ形で終わりを告げました。いまはまだ長年の癖で時間が来ると実家に行かなきゃ、と思ってしまいます。親戚には月末に連絡をしましたが、母が最後に電話した叔母は「あの電話は別れの挨拶やったんやなぁ」とポツリと零されたのが印象的でした。また母の実家にも連絡をしましたが、伯母さんも昨年の8月末に旦那さん(母の兄)を亡くしたばかり。未だに立ち直れない、と零されていました。その状態で母が亡くなった事を連絡をしたので凄く心苦しいです。今後49日後は遺品整理がまっています。それをするのがすっごく嫌。なにせ父が亡くなる前に「ちゃんと整理していくから迷惑をかけへんで大丈夫」と言いながら結局何もしておらず父の作業場にはカンナやらノミやら色々あります。ソファとか大型の家具とかどうやって処分すればいいんだろうか。業者に頼むと楽だけどお金が掛かるしね。兄とボチボチやっていこうか、と話していますがいろいろと頭の痛い事ばかりです。親が亡くなった悲しみよりもその後の方が大変です。