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K氏のひとりごと

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2010.08.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
alietty

・・見ました。ジブリ最新作
「借りぐらしのアリエッティ」

古い屋敷の軒下に住む
小人の一家。
渋くて行動力のあるお父さん。
母親にしては頼りなく、呑気な
お母さん。
そして主人公、14歳の少女
アリエッティ。

その屋敷に心臓病を患った
12歳の少年、翔が養生に
やってくる。

小人の一家は生活に
必要な食料、物資を
屋敷の住人のものから
拝借して暮らしている。

拝借する(盗む)ことを
小人は「借り」と
言っていた。

小人はけっして
人に見られてはならない
という宿命を背負い
ひっそりと暮らしていた。

しかし、あるとき
アリエッティは翔と
対面してしまう。
ここから二人の交流は
はじまるのだった。


・・・・・

・・映画を見終わって
正直「え?もう終わり?」
と思いました。

かつてのジブリ作品と
比較すればまったく
派手さはありません。
地味な作品です。

でも小人の視点から
人間社会を見る映像は
なかなか面白かったです。

脚本の弱さに
難解さを感じてしまって
いったい何が言いたいのか
当初は分かりませんでした。

実際、酷評する人も
多いようです。

しかし同時に
素晴らしかったと賞賛
する声も少なからず
あります。


・・僕はこんなとき
感動できないのは
きっと自分に何か足らない
からかな。感性が鈍いのか
といつも思ってしまいます。


それで映画の内容を
最初からもう一度
思い出して考えてみました。


翔はまもなく心臓病の
手術を予定していました。
成功する確率が低いこと
は本人も承知しています。

その不安、焦燥のためか、
翔はアリエッティに対して
「君たちは滅び行く種族」
と暴言をはいてしまう。

アリエッティは目に涙を
ためて
「自分達はそれでも
ある命を懸命に生きる」
と力強く言います。

そして二人は
屋敷のお手伝いさんに
捕らえられたアリエッティの
母親を協力して
救出することになる。


抜群の行動力を
見せるアリエッティの
姿に、翔は彼女の
小さな体の中に
生命力を感じ取る。

アリエッティも
自分のために
苦しい胸をおさえながら
走ってくれる翔に
特別な感情を抱く。


・・そして最後の
別れのシーン。
翔はアリエッティに
「君は僕の心臓の
一部だ」と
言葉をおくる。

アリエッティとの
出会いを通じて
生きる勇気をもらった。
翔のたしかな成長を
感じる言葉だった。


体の大きさも
種族もなにもかも
違う二人に
たしかに通じ合うものが
そこにはあった。
それは初恋の気持ちに
似たものだったかもしれない。


思い出したら、なんか
泣けてきた。
もしかすると何度か
見た後にその良さが
わかるような作品なんだと
思いました。






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最終更新日  2010.08.25 20:43:50



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