年末年始の旅@山宝鉱山編
山宝鉱山(さんぽうこうざん)は、岡山県高梁市にある。花崗岩が石灰岩に接触変成作用を与えたスカルン鉱床で、主に磁鉄鉱を採鉱していたようだ。1970年ごろに閉山。磁硫鉄鉱、硫砒鉄鉱、蛍石、方解石、灰鉄柘榴石、灰鉄輝石、ヘスティング閃石・・・スカルン鉱物がズリで採集できるとあり、鉱物採集家には有名な産地のようだ。関西の登竜門的な位置づけだという(笑)調べてみると、情報が多く、ズリへの到達が容易で、そのズリは広範囲にわたり、採集できる鉱物は結晶系で比較的わかりやすいという、おお、それはふみち向きではないですか(`・ω・´)その分、すでに多くの人が入っているわけなんだけど、、、12/30の年の瀬に、広島方面へ遠征した際、途中の岡山に立ち寄って探査してきた。一応、この日の目的は世界遺産・宮島での観光となっていたので、午前中のそれも早い時間に採集を終わらせる必要があった。実はちょっと道に迷い(というか地図上での橋の特定を間違えていた・・・)目的の産地の入口にたどり着くまで、余計な時間を使ってしまった(汗)石友が親切に、橋の写真や入口の写真を見せてくれていたから、たどり着けましたよ。ポンコツで情けないです、ありがとうございました(´・ω・`)さて、車をとめようと思ったら、(たぶんそれまでの採集家たちがとめていただろう場所は)駐車禁止!とロープが張られている・・・Σ( ̄ロ ̄lll)採集禁止という情報は無かったから、山に入るのは大丈夫だと思うんだけど・・・地元の人を刺激にしないよう、家の者には車を移動させて待ってもらうことにした。ふみち単身で、踏み分け道を進んでいくと・・・おお、あった、「廃車」だ(笑)ということは、間違いない、ここで場所はあってるね。車のすぐ先にはズリがあり、それがかなり山の上のほうまで続いているという。時間があれば、ゆっくりと下からズリを探査したいところだけど、ロスした時間のせいで、あまり長時間居座ることができない。確実に何か一つくらいは拾って帰りたい。可能性が高いのはズリの上部だと狙いを定め、上に行くことにした。ズリを直登すると信じられないほど大変だということで、ズリの脇にある道を登ることにした。この情報をネットで見ていたおかげで、だいぶ時短できた(^^;とりあえず、坑口まで一気に登って記念撮影だ(≧∇≦)ノ隙間から中に入れそうだよさて、ズリ探査だ。こういうすでに人が入っているズリ探査の鉄則って、「人のやっていない場所をやる」だけどなぁ、それがわかれば苦労しないよねー(´・_・`)わかる人はわかるみたいですけどね、石友にいますけどね。ズリは広範囲に広がり、しかし表面にはもう簡単に良品はおちておらず、ポイントを見定めて掘ってみるしかないようだけど、迷走しているうちに時間切れになった。場所は分かったし、次はじっくり一日腰をすえてズリに挑戦してみたい。道路まで降りてくると、家の者に電話して迎えに来てもらった。川の対岸に車をとめて寝ていたようだ(笑)一つだけ、ズリの表面採集でこれはと思える物を拾った。磁石がくっつくから、磁鉄鉱の結晶で間違いないと思うんだ。小さいながらもきっぱりした結晶がびしっとついていて、なかなか、気に入っている(^^ここにはまた、採集に行きたいな。次は石榴石と出会いたい。つづく!