カテゴリ:ミネラル徒然
神奈川県秦野市の渋沢鉱山をちょっぴり探索してきた。
最近多いんだけど、スロースターターなうえに、この日は「マクドナルドのテキサス バーガーを食べる最後のチャンスになるかもしれない!」と、意地汚くハンバーガー を探して食べたりしていたものだから・・・ またしても、現地に到達したのは夕暮れ直前だった (余談だけど、テキサスバーガーは旨かった。また発売してくれないかな・・・) さて、渋沢鉱山は、峠という集落の先を少し山に分け入った場所にある。 山道を歩く時間は、たぶん、5分くらい・・・お手軽な産地だ(^^ そして、ここが大事なところなんだけど、基本的に黄鉄鉱しか採れない! 黄鉄鉱・・・鉱物としての価値は無いに等しいどころか、その紛らわしい容姿から 「愚か者の金」などと呼ばれ、たぶん、そんなに人気の無い鉱物・・・ だから、ここは、有名な産地だけど荒れてなくて、小さな結晶なら豊富だから絶産は たぶんなくて、地域住民とのトラブルになるようなこともなくおおっぴらに採集できる 実に実に良い産地なのだ(笑) 集落から、産地への山道を目指す・・・この道は、たぶん、ネットで調べると「砂利 道」って表記されている場所だと思う。最近、舗装されたようだ。 (だからちょっと、だまされかけた) 舗装された道が終わると、山道になる・・・ほどなくして、目印の丸太橋発見。 ちなみに、山道はわかりやすいんだけど、ところどころ倒木が横たわっていて(^^; やや、廃な感じが漂っていた・・・まぁ、またいで進めばいいだけなんだけど。 そして、第一の坑道を発見するけど、ここは産地じゃなくて・・・さらにもう少し 倒木とか倒木とかあと倒木とか(爆)をせっせとまたいで進んでいくと・・・ 「秦野市教育委員会の説明看板」のある、坑道に到達! うっ・・・看板、汚れちゃって読めない・・・(´Д`) 「1935年頃から1948年頃まで石膏を中心に採掘」していたとか、「最盛期には年間約 2000トンを産出した」とか、「斜坑、水平抗、竪抗(深さ70m)があった」等の情報が 書かれているようだ・・・ 坑道の入り口は、土砂で埋まりかけていた(^^; 説明看板の下に、市見川(小川みたいなものだけど)が流れていて、その崖に面して、 粘土層の露頭がありこの粘土層の中に黄鉄鉱、高温石英などが入っている・・・ ってことなんだけど、何しろもう、日が暮れてきてて(^^; 粘土をザルにとって川で洗い流せば、黄鉄鉱の結晶がみつかるはずなんだけど、そんな 悠長なことをやってる時間が無くなって来ていた。 いくら、集落からすぐとはいっても、何しろ倒木またいで帰らないとならないのに、 山道は街灯なんて無いもんなぁー(小さなライトは装備していたけど)。 石膏の露頭、でいいのかな? 母岩つきの黄鉄鉱が欲しかったので、ここを叩いて 岩を一つだけ外して持って帰ることにした。 ここは硬いんだけど(しかも、ふみちの装備してるハンマーやタガネはママゴトサイズ) ヒビが入っている部分があったので、なんとか任務完了! (でも、わりと大きな母岩がとれちゃったので、重かったわ・・・) 真っ暗になる前に、あわてて林を抜けて車まで戻った(笑) 母岩についた黄鉄鉱。手前の(ボケちゃってるけど)薄ピンクは、高温石英か? キラキラと輝く黄鉄鉱を見ていると、たしかに、テンションがあがりそうになる。 知らなかったら、金と間違えるだろうし(苦笑) それで、喜んだところを、「そんなもの価値なんて無いよ」って言われたら、カチンと きてしまって、黄鉄鉱をバカにしてしまうのは・・・人間の勝手な心理だ。 黄鉄鉱の結晶は美しい。1mmくらいのものだけど。 金銭的価値が無くても、だから美しくないということは無い。 家に持って帰って、しばらくの間、あきもせずに結晶を観察してしまった。 ただ、もう少し大きな結晶が欲しいなー 高温石英の結晶も探したいなー というわけで、次はもうちょっと早く家を出て、ちゃんと昼間に採集しようと思う。 おしまい(≧∇≦)ノ 次は早起きしよう・・・il||li _| ̄|○ il||l お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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