カテゴリ:犬の病気
介護っていうのは、それがたかだか5kg未満のちっこい犬であっても、大変だ。
寝たきりになってしまったリーヤ殿下のお世話は、最初、排泄との戦いから始まった。 うちは共働きで、日中の留守番がどうしても長い。 朝晩にできるだけのことはするけれど、やはり留守番中に排泄で汚れてしまう。 仕事から帰ると、犬を洗ってやったり敷物を替えてやったりする必要がある。 体を洗うのがまた大変で、自力で立てない犬を洗おうと思ったら、片手で体を ささえてやって、片手でシャワーヘッドもって、片手で毛を洗って・・・って、 一人だと手が一本足りない(´・ω・`) この問題は、あっきいが西松屋へ行ってベビーバスを購入してきてくれたことに よって、解決された(爆) 赤ちゃん用品って、便利だねー(≧∇≦)ノ 敷物は速乾性のふわふわバスマットを多めに用意し、どんどん洗濯している。 大きめのトイレシーツも使って、汚れたらどんどん交換だ。 寝たきりと言っても、身動きはするので、様子を見ながら敷物の配置を工夫する。 立てなくなった為に徘徊はできないから、そういう意味での事故の心配が無いの だけが救いと言えば救いだ。 後ろ足の筋力が落ちて、立てないとはいえ、非常に食欲はあり(というか食べる 事だけが生き甲斐状態で)、前足をバタバタさせて必死に動こうとする姿を見て いると、なんだか、この犬はまだ動き回りたいんだな、と、思った。 いろんなケースがあると思うけれど。 この犬はまだ、歩けるんじゃないだろうか? 気持ちはしっかりしているし、意識もはっきりしているし、明確な意思を持って 食べ物への執着を示すし。 最後に自力で立った時も、ご飯を持って行ってやった時だし(爆) ならば、犬用の車椅子は、どうだろうか? いろいろ調べて検討したところ、どうやら厚木に犬の車椅子を専門に作製している 工房があるようなのだ。 購入に際して心配だったのは、高額なんじゃないかとか、体にフィットしたものが ちゃんと用意してやれるか、といったことだったのだけど、直接工房にお邪魔して 話ができれば、かなり安心できる。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~potinokurumaisu/ ポチの車イス 遠方の場合は、測定車というものを使ってオーダーメイドすることも可能だ。 でも、やはり職人が直接は採寸してくれる方がだんぜん安心できる。 そもそも、2輪タイプと4輪タイプのどちらが適しているのかがよくわからない。 ということで、犬を工房まで連れて行き、見てもらって直接相談した。 四肢の麻痺は無いのだけれど、筋力が落ちていて体を支えられないリーヤ殿下 には、4輪タイプが良いだろうといことになった。 足が長い犬だから、体のバランスを取るのが難しくなってしまったんだね。 筋肉は動かさなればあっという間に落ちてしまう。ほんとうに、あっという間だ。 そして、犬の老化は早く、骨も驚きのスピードで曲がってしまう。 何しろ老いていく犬を看るのは初めての私たちにとって、それはもう対応が追い付 かないスピードだったのだ。 工房で採寸が終了し、「どうかどうかお願いします」と頭を下げた。 職人さんは「リーヤ君はこのまま寝たきりでは、前足もあっという間に弱ってしまう から、一日でも早く車椅子に乗れるように、大至急作成しますね!」と言われた。 「大丈夫、この犬はまだ歩けますよ」と励まされた。 自分はとても不安だったのだ。 犬が老いていく姿を見ているのが、とても怖かったのだ。 自分が何か悪かったのではないかと、どこかで思っていたのだ。 犬の老化のスピードに、自分の気持ちがついていかなかった。 自分が一生懸命考えてやっていることが、正しいのか間違っているのか、誰かに 聞いてほしかったのだ。 大丈夫だと、言ってほしかったのだ。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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