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カテゴリ:福祉
夜勤というのはどんな職種でも苛酷なもの。特に人様相手の看護、介護の夜勤は一筋縄ではいきません。
昨日の一人夜勤、「朝までエンドレス?!」と思えるくらい激しく徘徊される方も0時前には入眠され何とか平穏に朝を迎えるところまでは来た。 「あとは起床介助と朝食さえ終われば無事帰れる…」と思った矢先にプルルルル♪えーこんな時間にナースコール?! 「どうしましたー!」「トイレですかー!」トイレ誘導したら失禁… さらに追い打ちのナースコール♪「どーしましたー!!」 えーもう起きるのー?!いつもより早いじゃなーい その日に限っていつもとは違う行動パターンの方ばかりの対応にバタバタ。相手は人間なんだから仕方ないことだけど、器の小さい僕の心はいっぱいいっぱい 結局、半ば燃え尽き症候群的になりながら、出遅れてしまった朝食準備を力なくこなす… リビングのテレビでは介護の人材不足に関するニュースが流れていた。思わず立ち止まって観てしまう。 結婚を機にもうすぐ施設を辞めるという男性がインタビューに答えていた。 「仕事にはやりがいを感じているけど(この収入では)生活していけない」 「贅沢がしたいわけじゃない。ただ人並みに暮らしていきたいだけ」 うんうん、わかる。わかるよー。とうなずきっぱなし そこへまた入居者から声がかかる。 「すいませーん!私どうすればいいのー?」 たぶん今日4回目の質問。 「だから着替えてくださいっ!!」 あちゃーまた声荒げちゃった介護者失格の行動を、今朝だけで何度してしまっただろう… 話では、介護者の待遇改善のための法案が今秋から審議されるらしいけど…遅いよーそれまでにまた何人の職員が辞めていくの?ここら辺が政治家も世の中も危機感がないというか… もちろん今の自分の仕事ぶりでは、文句ばかり言える立場じゃない。どんなに安い給料でもそれに見合うだけの仕事をしているとは言い切れないから。 解放感と疲れに加えて「自己嫌悪」を引きずって帰る夜勤明けに、6月の雨は冷たい 負けるもんかーっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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