強風の夜は明けて

夜中に目を覚ますと轟音が鳴り響いている。ものすごい強風が吹き荒れているようだ。僕のつたない設営ではテントが飛ばされてしまわないだろうか。。。周りに誰もいないとさらに心細くなってくる…まあでもテントが飛ばされたとしても自分まで飛んでいってしまうわけではないからなあ…などと考えているうちに結局また眠ってしまいました そうして５時頃にまた目を覚ましてトイレのため外に出ると、強風は変わらずだけどその風が雲を流してくれたのか空は明るく月も見えている今から頂上に行けば良い景色が見えるかも…と考えたけれどこの風と寒さではとても行く気になれない。ダウンを持ってこなくても夜はフリースとソフトシェルで凌げたけれど、さすがに朝方はもう一枚上着が必要でした。太陽が顔を出すまでテント内に籠り、朝食を食べたら撤収作業に取り掛かります。ただでさえ苦手なテントの撤収は風が強いとさらに苦労します ようやく富士山が見られて少し名残惜しいけれど、下山します。 帰りはブナ坂を直進して七ツ石山へのきつい登り。七ツ石山からの眺望も木々が遮る範囲が広くてあまり絶景ではなかった結局その後に立ち寄った七ツ石小屋からの景色が一番良かったかもやっぱりいろいろ苦労する単独テント泊だけど無事に下山すればそれらの苦労も良い思い出と経験値になる気がします。とりあえず今年はあきらめかけてたテント泊が出来て良かった 季節はもう秋です