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2006年10月16日
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 ホッカイドウ競馬は、明日からシーズン最後の札幌開催。これから掉尾を飾る11月9日・道営記念まで、ラストスパートに入ります。

 馬にとっても、ジョッキーや厩舎スタッフ、そして開催関係者の皆さんにとっても、本当に大事な1ヶ月。気持ちよくシーズンを締めくくるためにも、目一杯のプレーを見せてくれるに違いありません。

 さて、そんな中、一歩一歩踏みしめるように、歩み始めたばかりの道を少しずつ進んでいるのが、今年デビューした新人ジョッキー・齋藤博樹騎手です。

 先週の水曜日、旭川で見事!デビュー2勝目をあげた直後に、お話を伺ってみました。

061015-1.jpg見事1着!ホッとした表情で引き上げる

 4月26日に初騎乗を果たしてから、惜しいレースもいくつもありながらなかなか勝利に手が届かず、その初勝利の日は8月15日。およそ4ヶ月でようやく訪れました。

 その初勝利までの日を振り返って、「何回乗っても初めてのことだらけで、何が何だかわからないままレースが終わっていた。」と語る齋藤騎手。その最初の1勝を経験して得たもっとも大きなモノは、やはり「考えながら、落ち着いてレースを出来るようになった」ことなんだそうです。焦りもあったという初勝利までの日々だったようですが、初めてだけに誰でもそんなモノなのかも知れません。

 しかしこの日の勝利は、道悪で各馬が早めに前に行こうとする中、勝負所までしっかりと我慢して、4コーナーから直線は外を回って余裕綽々の差しきり勝ち。「道中で勝てそうな気がした」とのことですから、レース振りも板に付いてきたんでしょう。レースもしっかりと振り返ってくれて、その一つ一つの騎乗、そして勝利が、どんどん彼を成長させているんだなということが、言葉の端々から感じられます。

061015-2.jpg口取りでの精悍な姿

 「今、レースの上で一番気をつけていることはなんですか?」と尋ねてみました。てっきり、道中の折り合いとか追い方とか、そんな答えが返ってくるのかと思っていたのですが、彼の返事は意外にも…。

 「私生活です。」

 師匠の原調教師から、レースのことよりもとにかく私生活のことについて、厳しくし教えを受けているそうで、その面では叱られることもしばしばだとか。例えば体重管理にしても、今は「騎乗するのに特に苦労することはない」と言っていましたが、周囲の方の話では「体を見ると骨太なので、節制しないといずれ苦労することになるかも。」という証言もあり、そんな雰囲気を察知しての厳しい愛の鞭なのかも知れません。競馬の世界は特に、成功のためには厩舎を取り巻く様々なスタッフや関係者との協力が不可欠なだけに、「私生活を」という彼の姿勢、そして周囲の教えは、きっと近い将来生きてくるに違いありません。

 目標とする先輩は、五十嵐冬樹騎手。「レースでの追い方とかもそうだし、レース以外や普段の人格や振る舞いも、本当に尊敬している」とのこと。当面は「100勝早くしたい」ということですが、そうした活躍のためにも、技術と平行して精神面、生活面の精進が必要なのかも知れません。

 この日勝ったシルバーバニヤンは、その五十嵐冬樹騎手が所属する桑原厩舎の馬。調教にも乗ったことのない、全くのテン乗りの馬だったそうです。まさに勝利のプレゼント。一生懸命頑張っている姿は、よそでもちゃんと見てくれているんですね。

061015-3.jpg 

 最後に「写真を1枚」と頼むと、こんな屈託のない笑顔を見せてくれました。何せまだ18歳。検量室周りの洗濯担当の姉さん方も齋藤騎手の姿を見つけると「めんこいね~」と目を細めて応援してくれるアイドルぶりです。

 この表情が、戦う男の精悍な笑顔に変わる日も、そう遠くないのかも知れません。残りの札幌シリーズの1ヶ月間、この齋藤博樹騎手に是非とも注目いただき、ご声援下さい!







最終更新日  2006年10月16日 22時57分32秒

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