競馬実況アナウンサー・キャスター坂田博昭のウマのある日々

2018/11/06(火)07:28

春の祭典 メルボルンカップ予想

海外競馬予想(2)

​​​   やってまいりました!  毎年11月の最初の火曜日。  海外のレースシーンの中で、私が一番楽しみなレースは。  凱旋門賞でもブリーダーズカップでもなく…  ​​メルボルンカップ​​  (資料画像 2008年のカップ当日のフレミントン競馬場)  日本でも馬券が買えるというのは、実にいいことなのですが…  メルボルンカップだけは、この場に立ってなんぼですよ、ほんとに。  この楽しさ、この熱狂。  私が出かけたのは10年も前ですが、いまでも鮮明にその時の様子が思い出されます。    はー、行きたいー  そんな気持ちを膨らませながら、何とか馬券は当てたいので。  予想はこうなりました。 ◎ 22 ヤングスター ○ 2 ザクリフスオブモハー ▲ 10 アヴィリオス △ 6 サウンドチェック △ 11 ユカタン △ 7 フーショットザバーマン △ 14 レッドカーディナル △ 19 サーチャールズロード  ◎ヤングスターはクイーンズランドオークスの勝ち馬。前回のコーフィールドCは結構人気になっていましたが、外枠から淡泊なレース運びで7着。それでも最後方から外を回って追い上げた脚にはかなり目立つものがありました。今から思えば、「まさにひと叩き」というレースぶりだったかなと。今回は人気薄、馬券で狙うならここかなと。  トップトレーナーのクリス・ウォーラーがカップ初制覇を狙う一戦。みんなが知ってる名手・クレイグもまだカップは勝っていません。  遠征馬では○ザクリフスオブモハーかなと、こちらもコーフィールドカップの雰囲気がいかにも前哨戦。本当の長距離の適性は未知数と思いますが、一応力量を重視します。​​ 昨年息子のジョセフ・オブライエンがこのレースを勝ち、父エイダンが勝てば親子で2年連続制覇ということになります。ライアン・ムーアもこのレースは未勝利。  ▲アヴィリオスは、「カップキング」の異名で知られたバート・カミングスの孫、ジェイムズ・カミングス調教師の管理馬。前回コックスプレートでオーストラリア移籍以来の連勝は4で途切れましたが、2走前のレース、その名も「ザバートカミングス」で見せた力量は、目を惹くものがありました。まあ前回はウィンクスとベンバトル以外は差がない感じでしたから。敗戦も気にしなくていいでしょう。  あとの△は、いわゆる「変なの来い」の好配当狙い。  サウンドチェックは、ジャパンカップを勝ったランドの仔で、今年の北半球の春にはドイツで長距離重賞を連勝(1つは繰り上がり)。ベストソリューションとの対戦比較はハンデ差と適性で逆転出来ると見ます。  ユカタンは、一応入れとく…みんな買うみたいだから(笑)。  3走前にブリンカーを着けるようになってから、走りが変わったみたいですね。  10歳馬フーショットザバーマンは、この年齢でも衰え知らずの本年シドニーC優勝馬。昨年のメルボルンカップには出られませんでしたが、過去3回走っての最高着順3着を越えることが出来るかどうか。  レッドカーディナルが来たら、つくでしょ、配当。近歴さっぱりですが、それでも調教師はダレン・ウィアー。そして騎手はカップ3勝のダミアン・オリヴァーですよ!  昨年はドイツで長距離重賞を2連勝して、このレースは11着。本来の長距離適性を発揮すれば、一発があってもおかしくはないでしょう。  サーチャールズロードはニュージーランド調教馬。調教師はあのホーリックスのランス・オサリバンほかです。秋のシドニーCでは3着と好走しており、この距離で軽ハンデ、騎手もヴィクトリアでトップを春ドゥウェイン・ダンとあれば、穴狙いには格好の馬と言えるでしょう。  馬券は、もうヤングスターから行きますよ。  単複と、3連単1着流し、馬連流し  ご都合の許す方は、グリーンチャンネルでご一緒にレースを楽しみましょう! ​​​​​​

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