5月17日、福山競馬場において高知・福山連携、海援隊シリーズが3戦開催された。
先ず4R、ウルトラマシーン(直前高知E7級)と福山C11級。
ウルトラマシーンは少し出遅れたが追い上げ、2着馬に2馬身差を付け快勝。続く5Rには高知勢2頭。ケイエスラック、ニホンピロカフラー(直前高知E級選抜)と福山C8、9級。結果ケイエスラック1着、ニホンピロカフラーが2着。2頭共1250mを1分23秒台で走り、福山勢は24秒台が一杯と、高知勢が圧勝した。そして6R、ケイエスブーケ(直前高知E5級)と福山C10、11級。この競走だけ印が福山勢に◎○が付いていたが、ケイエスブーケが5馬身差を付け快勝した。ちなみにウルトラの時は福山の調教師、厩務員が高知の関係者の周りにいたが、6Rの時には誰もいなくなったらしい。23日にまた3頭、31日には2頭が遠征するが、このレース次第ではどうなるか…。格付け関係が変更になるかも…。
今回の展望は、再び24日(日)のA級選抜「エメラルド特別」(1600メートル)。前回はフサイチバルドルが貫禄勝ちをおさめたが、同馬は不在。果たして結果は…。
注目の松木勢セトノヒット、トサローラン…他馬より斤量を背負いながら連対を果たしたセトノヒットとは対照的に、トサローランは善戦止まり。今の選抜戦は枠順による有利、不利が目立つが、その傾向が強く出た印象もあった。セトノヒットはもちろん、最内枠を引き当てたトサローランの巻き返しにも期待がかかる。
打越勢も強力布陣…復調を示すロマンタッチに加え、エイシンボーダンが参戦する。以前は距離に限界を見せていたが、折り合い重視の戦法に切り替えてからは、融通が効きだしている。能力はここでも即、通用の器。最大の惑星だろう。
他では先行力あるスパイナルコード、決め手光るケイエスショーキあたり。最下級からの挑戦となるジョインアゲンの動向も気になるところだ。
文:島田 宣典(中島高級競馬號)