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カテゴリ:帝王賞
いよいよ上半期の締めくくり、ダートの頂上決戦「帝王賞」の日がやってきました。
今回の帝王賞の見どころはなんといっても、中央馬代表カネヒキリ対地方馬代表アジュディミツオーの一騎討ち、それはすなわち中央競馬のエース武豊騎手と地方競馬のエース内田博幸騎手との一騎討ちであるともいえます。 とはいえ実は両者の勝負づけはすでに済んでおり、カネヒキリはアジュディミツオーにすでに3戦全勝。ただしその舞台はすべて東京競馬場ですから、今回はミツオーのホームともいえる大井競馬場で迎え撃てるという地の利と、かしわ記念でブルーコンコルドをねじ伏せて望む絶好調ミツオーにたいしてカネヒキリはドバイ帰り初戦という体調の利、これらをミツオーがうまく活かし「府中の借りを大井で返す」ことができるか、というのが見どころでしょう。 ミツオーは中央では武蔵野S(G3)4着、ジャパンカップダート(G1)4着、フェブラリーS(G1)7着と振るわないものの、地方では東京大賞典(G1)1着、川崎記念(G1)1着、マイルグランプリ競争1着、かしわ記念(G1)1着とこの半年間負けなしの圧倒的な強さを誇ります。特にマイルグランプリ競争では永遠に破られることはないといわれていた大井1600mのレコードタイムを27年ぶりに塗り替えたほど。 対するカネヒキリはダートで10戦8勝2着1回。2回の敗戦も武蔵野Sでは痛恨の出遅れによる2着と世界最高峰のドバイワールドカップ5着で、負けてなお強しの印象。ドバイ→帝王賞のローテーションが懸念されていますが、2004年のアドマイヤドンが勝っている例もあり必ずしも不利とはいえません。大井2000mもジャパンダートダービーで経験済み。東京競馬場ほどの適正があるとはいえませんが、もともと大井2000mのコースはチャンピオンディスタンスと呼ばれ、長い直線を使っての先行争いとなるために展開の紛れがすくなく実力どおりの決着が多いコースです。芝馬場を通過するような東京競馬場コースと違ってカネヒキリにそれほど不利にはたらくとは思えません。 さてレースの予想ですが、◎カネヒキリ○アジュディミツオーとします。本当に強い馬はコースやローテーションには影響されない、カネヒキリはそれだけの器を持った馬だと思います。アジュディミツオーも確かに強いですが、カネヒキリはさらにその上手をいくのではないでしょうか?とはいえミツオーが大きく崩れる展開も考えづらく、馬券的には1着カネヒキリ2着アジュディミツオー固定の三連単でいきたいと思います。3着候補としては、8歳になってもまだまだ元気なタイムパラドックス。前残りがありそうなマイネルボウノット。これからに期待をこめて4歳馬ボンネビルレコード、ダートで2度目のG1制覇なるかエイシンチャンプまで。 砂のディープインパクトといわれるカネヒキリ。国内に敵なしでまた海外に挑戦し、自分だけの新たな称号を得て欲しいと思います。 楽天オークション スタッフ栗田 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月28日 17時52分03秒
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