カテゴリ:いろいろ、あれこれ
先日のブラタモリは花巻でしたね。
復習しながら見ていました さて前回の続きです。 花巻に着いて翌日、花巻観光。 岩手観光タクシーの「たっぷり満足賢治コース」をお願いしました。 3時間でぎんどろ公園、身照寺(賢治墓)、賢治生家、賢治詩碑、 イギリス海岸、羅須地人協会、賢治記念館を回ります。 案内していただいた岩手観光タクシーの佐藤さんと 素晴らしいアテンドでした 地元の方ならではの賢治情報もたくさんゲットできて とても面白くてためになりました まずはぎんどろ公園。 ぎんどろの木と呼ばれるこの木はウラジロハコヤナギ。 葉の裏が白く夏は風に揺れ銀色に輝くようなので 賢治は好んでぎんどろと呼んだそうです 公園にある風の又三郎の雪をはらってあげるタカコさん。 それから賢治のお墓参りをして、 賢治の生家の前を通り、 賢治が活動の拠点とした羅須地人協会があった 畑を見渡せる賢治詩碑へ。 畑は一面の雪で「下の畑」がどこなのか今ひとつわかりませんでしたが、 一面の雪景色が美しかったです。 そして私が行きたかったイギリス海岸。 川辺の白い石灰岩の泥岩層が まるでイギリスの白亜の海岸を歩いているようだと賢治が名付け、 そこで生徒達とくるみの化石を拾っています。 とても楽しみにしていたのですが、 現在は地形も変わり水量も変わり、 泥岩層の露出はなくなっていて 豊かな北上川がただただ流れているのでした。 ちょっとがっかりしましたが、 悠々と流れる美しい北上川には癒やされました。 そしてタカコさんが1番行きたがっていた羅須地人協会の家へ 賢治が高校教師を辞め、 理想の農業を夢見て2年余りを独り過ごした家です。 元々は賢治詩碑の場所にあったものを 花巻農業高校に移築してあります。 タクシーの佐藤さんもここが1番賢治を感じる場所だとおっしゃっていました。 小さな小屋と表現されることもあるようですが、 一人暮らしには十分すぎる広さです。 賢治は清貧のイメージを持っている人も多いのですが、 実は実家が裕福で金銭的には恵まれていたといいます。 もう1人の岩手の天才作家石川啄木はいつもお金に困っていたのとは対照的だと 佐藤さんが何度もおっしゃっていました。 最後に宮沢賢治記念館へ。 賢治の世界が表現されています。 予備知識のない私には漠然として少しわかりづらかったですが、 タカコさんは展示場を飛び回っていました。 きちんと感想ノートに足跡を残すタカコさん お昼は賢治が通った蕎麦屋やぶ屋と決めていたので、 最後やぶ屋前でおろしてもらいました。 岩手観光タクシー たっぷり満足賢治コース、大満足です 佐藤さん、ありがとうございました 賢治に浸った濃い3時間でした。 その後は予定を決めずにブラブラ歩いて花巻駅へ。 インフォメーションで何か良いアイデアをいただければ 訪れようと思っていました。 ところがインフォメーションは昼休み中。 仕方なく駅前をウロウロしていたタカコさんが突然、 ここでお茶を飲みたいと地図看板を指差したのです。 「林風舎」とありました。 林風舎について私達は予備知識がなかったのですが、 タカコさんが賢治の話に出てくる「リンプー」を思い出し、 この林風は多分賢治に関係があると思ったようです。 コーヒーとケーキをいただいていると 1人の男性が入ってきました。 スタッフと話したり、 店の中を整えたりしています。 タカコさんがそれを見てハッとして おそるおそる声をかけました。 「すみません。失礼ですが宮沢さんですか?」 それは宮沢賢治の子孫(弟清六氏の孫)、宮沢和樹さんだったのです。 タカコさんは5~6年前神戸での講演会を聞いていて、 似ていらっしゃるなと思い声をかけたのでした。 宮沢賢治は結婚していないので、 清六氏の子や孫が一番近い賢治の子孫になります。 賢治の子孫に会えるなんて。。。 しかも偶然。 タカコさん、すごい。 なんて強運なの。 林風舎は宮沢和樹さんが経営していらっしゃるお店でした。 カフェのスタッフも「いらっしゃらないことも多いのでラッキーですよ」と おっしゃっていました。 タカコさんは感激して涙していました。 賢治の絵の前で写っている写真を見ていると、 賢治が導いたように思われてなりません。 そしてその日は盛岡へ移動。 ガストロスケゴロウで79歳の誕生日ディナー。 乾杯し、最高の1日を誕生日プレートで締め括りました 最終日、盛岡では盛岡城址、啄木・賢治青春館、啄木新婚の家、 材木町の光原社(注文の多い料理店の出版を引き受けた会社)を訪れました。 啄木の家の猫 今回、タカコさんの元気さと好奇心の素晴らしさと 運の強さに驚いた素敵な旅となりました。 私もタカコお母さんのように歳を重ねたいと思いました。 お母さん、お誕生日おめでとうございます これからもますます素敵に輝いて、 私の人生の目標であり続けて下さい。 健康に気をつけて、毎日を楽しんで下さいね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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