カテゴリ:暮らし
母ミホコが旅立ちました。
前日急に全く食べなくなって、 だんだんと体の力が抜けていきました。 そうして翌朝、窓から朝日が降り注ぐ中で 眠ったまま静かに息を引き取りました。 本人が望んだ通りの、 理想的な大往生でした。 本当に穏やかで幸せな最期だったので、 私も安堵しています。 コロナで世の中がこんな風なので葬儀も自粛。 自宅でのお別れ式となりました。 家族で見守って過ごし、 簡単な式を執り行なって出棺。 でも美しい花々に囲まれて横たわる母は 絵画のオフィーリアのようで幸せそうでした。 落ち着いたら父や弟が眠っているお寺で あらためて送り出したいと思っています。 昨日は棺に入れるあんぱんを焼いていました。 母の大好物。 白あんには桜を、 こしあんにはごまをのせました。 家でのお別れ会だと、 案外ゆったりできるものだなと感じました。 母はこちらに親戚や友人・知人がいないし、 この時期だから訪問者もいないという特殊性もあるでしょうが。 これまでこのブログに母もたくさん登場してもらいました。 母が認知症の診断を受けて18年。 最初の6~7年は主に弟が面倒を看てくれていたので遠距離介護、 弟と父が亡くなってからは同居となり11年余り。 母とのあれこれをブログに記すことは 長い介護生活の中で私の支えの一つになっていました。 書くことで思い出はより深くなり、 嬉しいことはさらに輝き、 辛いことも何とか上手く乗り越えることができました。 読んで下さった皆様には心から感謝致します。 本当にありがとうございました。 これまでずっと私の頭の中は母のことが中心でしたので、 いなくなってからのことがまだ想像できません。 周りからは終わってからがどっとくるから 気をつけてと言われます。 健康に気を配りながら、 また新たな一歩を歩いて行きたいと思います。 これからもよろしくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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