2004/08/31(火)03:31
ビヨーク
結構前の作品ですけど「ダンサー・イン・ザ・ダーク」ビデオに取ってあったので見ました。
ミュージカル映画だと思ってお気楽に構えると、結構痛い目にあいました。
昨日終わったアテネオリンピックの開会式で歌ってましたね。
ビヨークはアイスランド出身、髪が黒くても目が黒く無いのでモンゴロイドっぽいのになんか不思議な感じ。
シュガーキューブスの頃から聞いていましたが、ソロになって最初に出したアルバムでたしか子守唄を唱っているんですよ。
行った事は無いけれど、田舎の親戚の家に遊びに行った気分になる曲です。
映画の中でビヨークは子供に目の手術を受けさせる為に工場で必死に働くんです。
これでもかこれでもかと酷い境遇やら自分の病気やら、他に選択肢の無い人生にしがみついてる感じ、それを淡々と映像が繋いでゆく。
彼女の歌(空想の世界)が至る所に登場して、それが結構私には救いだったかな。
まぁ、どっちにしても最後はどう仕様も無く凹みました。
お子さんいらっしゃる方には、身につまされると云うか、こんなのはまずあり得ないと思いますが、自分をここまで子供の為に犠牲になれますか?
見終わった後2~3日ぼーっとしていて、最後のシーンでビヨークがにこにこ笑いながら歌っているのが頭から離れないんです。
散々考えた挙げ句、こうなったら私なら皆に正直に話してみるんでしょうが、誰も信じて貰えないと悲しいな・・・。
実際はこんな悠長に考える暇なんて無いだろうから、なぁ。