ヘイフリックの限界part2

2018/01/24(水)10:35

血のつながり

カワセミ 福岡市 西欧中世事典では、部族(Stamm)という概念から始まっている。基礎的なカテゴリーのひとつである。「家族、ジッぺ、共同体、集落の集団」が言語共同体、文化共同体であるとみなすものを部族とみなすという。血のつながりの観念が想起される。日本に於いても家を中心とした結束によって血族による一族が形成され、それがやがて淘汰されながら発展し近代国家の基礎になった。こうした部族が血統共同体であるという観念は、政治的イデオロギーの根幹をなす要素でもある。  ・何故私たちは、他人と同じことをしようと思うのだろうか。集団の一員として生きることに安心感を持つからだろうか。集団で行動するある種の魚にはセロトニンが出て快感になるという話を聴いたことがある。自分の育ってきた人間を信用しようとする傾向は、自分が幼いころから親しんできた環境から来るのだろうか。ルーツを探せば過去に遡及してしまうのだろうか。  ・へ2・・・西欧の中世の教科書を読んでみたい。近いところからよりも遠いところの方から遣る方が遣り易いこともある。

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