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珍島イヤギ・・・イヤギってなあに?

タシレギ

タシレギ(重要無形文化財 第81号 1985年 2月1日指定)

タシレギ

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「死の美学」
泣き声がするべき忌中の家で笑い声がする。喪主とその家族を慰めるため珍島タシレギが開かれているのだ。「珍島タシレギ」とは死者の野辺送り前夜、四物楽器(チャンゴ、太鼓、鐘、ドラ)に合わせ歌と踊りと漫談で行う一種の笑劇である。

タシレギは別名「タシラク(多侍楽)」ともいい多数が集まり楽しむという意味がある。また「タシ(再び)産れる」「タシ(再び)生成する」という意味も含んでいる。劇の内容は盲人とその婦人、そして僧侶の三角関係を演じ、ハイライトは赤ちゃんの誕生で幕を閉じる。

この劇は喪主とその家族そして忌中客に人間の基本である生・老・病・死にたいする真理を伝える役割をしており「死」は「終わり」でなく「生の延長」であるという宗教的思想を観衆に伝えている。

タシレギの風習は三国時代からあったというが、その観点から見ると、このタシレギは韓国葬礼儀式の原始的形態の一つとして同居同楽した民俗歌舞劇であった可能性がある。


タシレギは哀不傷、楽不淫を基本原則とする。悲しんでも傷をおうほど悲しんではならず、楽しんでも淫乱に楽しんではいけないという教訓がその根底にある。また民俗劇としては全国でも珍しい独特な形態の民俗ノリ(遊び)で、ほとんどの民俗ノリは男女が一緒に行うが、タシレギは男性が女装して男性だけが出演する民俗劇である。

タシレギ技能保有者であるカンジュンソプが盲人役をし、その婦人役として最近は女性が舞台に立つこともある。

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1980年代のタシレギ


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