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カテゴリ:珍島の芸能
我が家は村と村の中間にある一軒家である。
集落から離れているので、 牛舎が2箇所に出来た・・ 我が家への向かい風に乗り ウンチの臭いが漂うので閉口しているが・・ まあ・・忍・・忍 ここにはだけいて 飼い主は毎朝餌だけあげて帰ってしまい ほとんど珍島犬に見張りを任せている。 我が家の一軒家の こりゃまた山中に 数ヶ月前に珍島犬の飼育施設が出来た。 少々離れてはいるが30匹が一斉に吠えると こりゃまた耳障りで・・大変である。 この人は珍島犬飼育のプロ(自称)であるが・・ ほとんど顔を合わせることがない! 昨日偶然にプロ(自称)さんにあった。 前置きが長くなったが・・ ここで本題の珍島挽歌の登場である。 珍島挽歌とは平たく言ったら葬式歌のことである。 この自称プロさんは 珍島アリランなど・・南道雑歌の技能保有者である カンソンデさんから 珍島挽歌の個人レッスンを受けている・・ これって相当高価なのだそう・・だが・・ もちろんカンソンデさんは 技能保有者・・以前の人間文化財・・ 珍島市内に大きなレッスン場があり 毎日お弟子さんの指導にあたっている。 ところが市内で 珍島挽歌の指導をすると 抗議と苦情が入り 仕方なく珍島犬の飼育場まで出向いてもらい 個人レッスンを受けているのだそうだ! そりゃそうだよ~ 市内で葬式歌なんか歌われたら 「縁起でもない・・」と 苦情言われるの・・無理はない・・ 珍島挽歌も無形文化財に指定されて 保護されてはいるけど・・ いろいろ大変ですね・・ 山河の草木は若返り、わが人生は暮れてゆく 青春を謳歌する若者たちよ、この白髪を笑うことなかれ 風になり雲になり雨と雪になって、我は行かん オーホイ、オーイ オイガリノムチャ、ノワノ・・・・ あの世への険しい道をいかに越えよう この世に友達は多かれど、誰が代わりに行ってくれようか 家族や親戚は多かれど、誰がお供をしてくれようか <喪輿歌・・珍島挽歌の一部から> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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