猫とバラの日々

2006/05/24(水)18:27

忘れられないお誕生日

チャトラン(397)

自慢の息子は、今月5日に3才になりました。 でも・・・。 GWに実家の両親と別荘に出かけたのですが、別荘について5分で私のミスで外に出てしまったのです。 この子を家族に迎えてから、私達も別荘に行っていなかったので、当然この子も初めての場所だったから、驚かしてしまったための出来事でした。 最初は玄関の近くで鳴いていたのですが、夫が捕まえようとしたらもう少し遠くに逃げてしまい、追いかけたことで姿が見えなくなりました。 とは言え、彼が隠れている近くを名前を呼びながら通ると「ミャー」と声がするので、だいたいの場所はわかるのですが、松林の中に家があるのですが、周囲はハマナスなどの下草も多く、その中に隠れてしまうと私達には見つけることが出来なくて、しかも夫は「空耳では?」と言うしで、家族総出で(しかも、GWでいらしていたご近所の方まで)大騒ぎで探しても、家族以外にはなつかない子ですから出てくるはずもなく・・・。 1日中探し回り、夜になり、それでも見つからないので取りあえず休もうと言うことにしましたが、夫は心配だから車の中で様子を見ると外に出ていきました。 交代で・・・と思って眠った私が目を覚ますと夫も寝ていて、静かに外に出て前日声がしたところに行き声をかけたのに、声がしません。 「いなくなっちゃった!」と思い、慌てて家に駆け込み夫を起こして「いないの!」と言うと、「あの後、帰ってきたんだ。でも、こちらが動いたら逃げた」との返事。 思わず、座り込んでしまいました。 その日も探し回ったけれど見つからず、夜になり車の中で様子を見ていたら、外に置いていたキャリングケースの周りをキョロキョロ、ウロウロしているのです。 ところが、車から降りようとしたとたんに逃げ出してしまい、がっかり。 でも帰ってくることはわかったので、家の中に餌入りのキャリングケースを置き、玄関を少し開けて眠ることにしたのですが・・・。 朝になると、しっかり猫缶だけ食べていて、1日中置いていた大好きなシーバには手を付けていません。 普段、時間が経った物を食べさせていないので、ちょっと湿気ったものは食べたくなかったらしく、「これはチャトラン。野良猫だったら家の中には入ってこないだろうし、全部食べていくだろうから」と安心しながらも、また出ていってしまったことにドッと疲れが出ました。 そこで、いったん自宅に戻り、材料をそろえて別荘に行き、夫がドアをリモコンで閉められるようにして、夜を待つことにしました。 何しろ、毎晩帰ってくるのは深夜のこと。 入浴、食事を済ませ、仮眠でも撮ろうかしら、と思いながらTVを見て「団欒」していると、「コトッ」と音が・・・。 振り返ると、少しだけ開けておいた隣の部屋(ハウスやキャリングケース、餌入れ・水入れなどを置いておきました)の真ん中にチャトランが! 目が合うと、逃げる気配もなく、怒ったように鳴き始めたのです。 それも凄い剣幕なのです。 リモコンでドアを閉めたものの、あまりにもあっけなく帰ってきたことに私達は思わず笑ってしまうと、それが気に入らないのか、余計に怒り始めます。 松の花粉が飛んでいたので、白い部分が黄色くなっていましたし、汚いだろうなぁと抱くのを一瞬ためらいましたが、近づいて抱くととたんに鳴き止み、しがみついてきました。 その日は帰ってくることがわかっていたので、探すこともしなかったので、私達の声が聞こえないことで不安になっていたようです。 しかも帰ってきたら、私達が笑いながらTVを見ている・・・。 彼としては腹が立ったようです。 それから、私の姿がちょっとでも見えないと鳴いて騒ぐので、帰宅の支度をするのも大変でしたが、帰ってきてくれて嬉しかったからそのくらいは笑って済ませていましたけれどね。 それが5月5日、彼のお誕生日の出来事でした。 一生忘れられない日になりました。           

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る