浅井惠子のブログ

昨日に続きます。     

 　　 　　　　生き物や動物。さまざまな生き物を見る

 　　　余談：一度、イナゴの大群に襲われる。写真は撮れなかったが、

　　　遠くのほうに黒い竜巻がと思ったらイナゴの大群が押し寄せてきた。

　　　一大事だ。小さなイナゴでも大群になると、

　　　車のありとあらゆる穴の中に入り込んでしまい、故障してしまう。

　　　なので、急いで車を網でくるむ。でイナゴの大群が過ぎるのを車の中で耐える。

　　　バチバチとイナゴたちが窓にあたる。あっという間に大群は通り過ぎたが、

　　　車から外に出てみると、車に体当たりしたイナゴの死骸が散乱していた。

　　　　　　　大地を握る・・・砂の暖かさを感じる。

　　　夕日・・・毎晩・毎朝の朝日と夕日の美しさに感動。自然の壮大さを感じる。

　　　　　　　　　　　　　　　 地図・・・６4００キロの旅。

　エピソード1

 オーストラリアの大地に腰を下ろした。大地を握ってみた。砂漠の砂は暖かくて、ぬくもりがあってとってもやさしく感じた。（大地を握る写真）自然っていいな～～～。少しおじさんから離れて一人散歩しに行った。
最初はとっても心地よくて一人の時間を楽しんでいたが、ふっ、と、一人になって怖くなった。その途端、今まで暖かく感じていた空気がひんやり冷たくなり、風がざわざわとして、近くにあった木がおそいかかってくるような感じがした。自分が、自然に飲み込まれてしまいそうになった。いつもおじさんに守られていたんだな～。

　エピソード2

あるとき、私（人間の世界）は、便利な道具に囲まれ、コンクリートに固められた世界にいる。そして、世界のどこかではいつも戦争をしている。武器を持って、道具の力を借りて殺していく。なぜなんだろう？と疑問におもいおじさんに尋ねた。
おじさんは言った。
「人間は馬鹿だから、50年周期に戦争をするんだ、」と。
その言葉を聞いて、おじさんが、戦争を肯定しているように思えて、またいつものように喧嘩になった。

でも今は、そういったおじさんの気持ちが少しわかるようになってきた。戦争を体験した人たちは、戦争は絶対にダメだとそう次代に伝える。
でも、その体験者の語り部がいなくなっていくと、次第に戦争の雰囲気にのみこまれていくのかもしれない。　

　エピソード3

4本足から２本足になって、手を使うようになって、火を使うようになって、道具を作るようになって、とっても便利になって人間は賢くなったけれど、いろいろ開発して、自然を破壊していいのかな？人間様になっているように感じるが、いいのかな？

便利な世の中になって、人間は生きていく力を失っているようにも感じた。
便利すぎると、人間生きていく能力を失ってしまうな～。

上を見上げると満点の星たち。
宇宙が広がっている。すごい。
星が降ってくるようだ。宇宙にはいろいろな銀河があって、もしかしたらどこかには地球のような星があるかもしれないな～。そんなことを思っていると、なんでもよくなってくる。
昼間あんなにおじさんと喧嘩していたのに、何で喧嘩していたのかな？
あまりにもちっぽけなことすぎて、なんで喧嘩したのかわからなくなってしまう。人間の悩みなんて自然の中では包み込まれて、なくなってしまうな～。うん、日本に帰って、いろいろなことに悩んだら、宇宙を見よう！
ちっぽけな自分のちっぽけな悩みなんて、悩みのうちに入らない気になるだろうな。

 ・・・・・といろいろ砂漠で感じたことを思い出して書いていますが、
私は旅が大好きです。
旅のことを考えると自然とわくわくドキドキしてしまう自分がいます。
自分の日常生活では体験できない別の世界。

 
自分ひとりでは行く勇気はなく私は冒険家にはなれない。でも、
何かの縁で、何かのチャンスがあればいろいろいろな世界を見てみたい。
砂漠の旅は、行く前、周りの友達や知人には反対されたけれど、でも、両親は反対しなかった。
（言っても私は聞かないだろう、と思っていたのかもしれないが・・・）
せっかく選考に選ばれたのだから・・・・。

さすがの私も見ず知らずのおじさんと砂漠の中に行くのには1週間悩んだが、
人生一度きり。こんなチャンスは次はない。
行くしかない！！！！


改めて今砂漠の旅を思い出し、本当に行って良かったと思います。
砂漠の旅で感じられたことは、今の生活の中だけでは、感じられなかったと思います。
はっきりとは分からないのですが、何かとっても大事なことを得られた旅でした。

桑野奈保

皆様の御健康と幸せをお祈り致します。