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B型がたがた(^_^)v

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●グリーンマーク●

●グリーンマーク●
1.グリーンマークとは?
 グリーンマークは、古紙利用製品の使用拡大を通じて古紙の回収・利用の促進を図るため、古紙を原料に利用した製品であることを容易に識別できる目印として財団法人古紙再生促進センター(以下「当センター」とします。)が1981年(昭和56年)5月に制定したマークです。
 グリーンマークを表示することができる製品の要件は、古紙を原則として40%以上原料に利用した製品であることですが、トイレットペーパーとちり紙は、古紙を原則として100%原料に利用したもの、コピー用紙と新聞用紙は、古紙を原則として50%以上原料に利用したものです。
 古紙を原料に利用している製品には、紙や紙製品のほかに断熱材などに使用されるセルローズファイバーやペット用の敷料など、紙以外の製品もありますので、これらもマーク表示の対象となります。また、いろいろな商品の包装用に使われる段ボール箱や紙箱などは、箱の素材となる紙に古紙を利用していれば、箱自体を製品と見なしてマーク表示の対象となります。
 グリーンマークを表示するためには、当センターの承認とそのための手続きなどが必要となりますので、マークの表示を希望される方は、当センターまでお問い合わせ下さい。
 
 
2.グリーンマークが生まれた背景とその後の経緯
 グリーンマークが制定された1980年代の初頭において、古紙は既に製紙原料全体の40数%を占めるまでになっていましたが、木材チップなどの木材資源の供給制約が強まる情勢下で、貴重な国内資源である古紙の利用拡大を推進することが重要な課題としてクローズアップされました。1981年3月にまとめられた産業構造審議会紙・パルプ部会答申「80年代の紙パルプ産業ビジョン」でも、古紙利用の拡大を推進するためには、古紙の安定的回収量の確保、古紙利用技術の開発のほか、古紙を原料として作られた古紙利用製品の利用拡大が不可欠であると位置付けられました。
 このような背景から、古紙利用製品に対する消費者のイメージ向上を通じて古紙利用製品の利用拡大を図る方策としてグリーンマークが1981年5月に制定されることになりました。
 グリーンマークの制定当時は現在と異なり、古紙を原料に利用していることを製紙メーカーがユーザーに告知することはほとんどありませんでした。原料にパルプを使用しようが古紙を使用しようが、ユーザーの納得する品質、価格で提供するということが製紙メーカーの役割との認識があったからです。また、古紙を利用しているとの告知は、「イメージダウン」と「それを理由に値段をたたかれる」という思い込みもあったと考えられます。 このようなことから、古紙利用製品にグリーンマークを表示することは必ずしも順調なスタートを切ったわけではありませんでした。グリーンマーク制定後の数年間は、マーク表示に対する協力を得ることが難しく、表示品目ではトイレットペーパー、ちり紙、学習帳などの5品目、銘柄数では400強にとどまっていました。
 その後、段階的にグリーンマークが社会に浸透するのに伴い、マークを表示する製品の数も増加していきました。そして、1980年代の終わりになると、リサイクルが社会の関心事となり、製紙メーカーも古紙利用を謳い文句にさまざまな種類の紙を市場に提供するようになってから、マークの表示製品数は一挙に増加するようになりました。
 
3.グリーンマークが表示されている製品はどのくらいあるのか?
 2001年3月末現在でのグリーンマーク表示製品数は、16,711銘柄となっています。
 
  グリーンマーク表示製品数一覧(2001年3月末現在)
表示品目 表示銘柄数 表示品目 表示銘柄数
雑誌 24 フォーム用紙 22
新聞 3 ファックス用紙 25
トイレットペーパー 744 ワープロ用紙 17
ちり紙 188 教材類 14,007
学習帳 252 パルプボード家具 8
ノート等 23 段ボール箱等 4
レポート用紙 29 ファイル・ボックス 8
雑記帳類 35 クリアー・ボックス 1
原稿用紙 13 ボード・ハンガー 1
書道半紙 78 グリーティング・カード 12
折紙 10 家庭用台所水切り袋 1
はがき 6 電話帳 4
便せん 4 その他 1,038
小包用封筒 23
コピー用紙 131 合計 16,711


  
4.グリーンマーク収集による苗木などの配布
 当センターでは、昭和56年のグリーンマーク制定と同時に、グリーンマーク表示製品を積極的に使用していただくため、グリーンマークの収集に取り組まれた学校や町内会に対し、20年以上にわたり苗木またはノートを配布してきました。
 おかげさまで最近では、リサイクルを取り巻く環境は大きく変化し、リサイクル製品も広く社会に受け入れられるようになってきました。したがって当センターでは、グリーンマークの収集による苗木などの配布はその使命を既に達成したものと判断し、グリーンマークの表示自体は継続するものの、苗木などを配布する制度については平成13年度限りで廃止させていただきました。

とのことで、廃止になったようです。


 
 



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