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なんとかなるさっ!

この人しかいない。

2回目のデートは、思った以上に楽しかった。
8歳も年上だったせいか、気のきいた店も知っているし、お話も上手だった。
(へぇ~~やるじゃん!!)
帰りに、車のなかで突然話し始めた。
「ちゃんと、ことわって欲しい。慣れているから俺は大丈夫・・・」
(なんのこっちゃ?・・・)と思っていると、夫は
「俺を見てわかりませんか?・・・俺・・片手が動かないんですよ・・・」
全然、気がつかなかった。言われてハッとした。
「俺・・慣れてるから・・全然気にしないから・・だからちゃんと言ってくださいね」
私は無口になりそれからすぐに帰った。
家に帰ってからも悩んだ。いい人なのに、なんでこの歳までひとりでいたのかな・・・と思ってた。
でも、私の中では(パス!パス!)と言う気持ちになっていた。

次の日、仕事をしていてもどうも気になる。
その頃、一人暮らしをしていたので、母に電話をしてみた。
いきさつを話し「・・・すごくいい人なの。どう思う・・・?」
母は、いとも簡単に答えを言ってくれた。
「なぁんだ!!そんな事?アンタの頭の悪いことのほうが、よっぽど問題なんじゃないの!!」
その一言で、はじけた!
(そうだよねぇ!!そんな事問題じゃないよねぇ!そんな事くらいでこんないい人を失う方がおかしいよね・・)

急いで電話した。「今日会えませんか?」と
夫は「会わないとだめ?電話じゃダメですか」
ことわりの電話だと思ったらしい。
結局、会ったがその話しは一切せずに、食事してドライブして別れた。
夫は「なんなんだ???」と思っていたらしい。
私の気持ちは決まっていた。
その後に、素直な私の気持ちを話した。
「すぐに会いたいといったのは、そんなことくらいで悩んでいると思われたくなかったからです」と
知り合って、1年後に結婚した。
幸せだった。最高の夫を見つけて




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