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けいのへや

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ライトノベル紹介・感想



ライトノベルとは

80年代終わりに誕生した、若者向けの冒険活劇やゲームを小説化したものに、イラストなどを加えたもののことを(一般的には)いうはずです。文字通りライトに読める、漫画的小説のことを言うものだと思ってください。水野良の『ロードス島戦記』などはミリオンセラーになりましたし、上遠野浩平の『ブギーポップは笑わない』はアニメ化、映画化もされた傑作であり、現代の文学界に大きな影響を及ぼしているジャンルとして、あまり馬鹿に出来たものではありません。近年では乙一など、表と裏(ライトノベル)で活躍する作家も多く見られ、注目されるジャンルのひとつとなっています。

ただし同時に近年では、元々定義も何もあったものではないジャンルだったために、恋愛や学園もの、あるいは女性向けや成年向けという属性を身につけながら、オタク文化と融合してもはや完全にオタク産業と化しているのが特徴。
その結果、かつてのオタク性のない良作は「駄作」となり、萌えれば「良作」の、「旧」ライトノベル支持者の視点から見ると明らかに荒廃した産業となっています。ただ、これはライトノベルの自由性・流動性の象徴であり、こういった世界の中でしか伸びない、生まれない名作というのも確かに眠っているのです。

このコーナーでは私がライトノベルを読む中で出会った名作、私が素直に感動し、これはライトノベル愛読者以外の世界の人に読んでもらっても十分に通用する、と思った作品に対する感想をだらだらと書いて行きたいと思っています。
ただし私はいまの萌え中心のライトノベルに対しては若干否定的な立場にいますので、どうしても古臭い作品・古い考えが目立つこともあるとは思いますが、その辺はご勘弁を。

どのように書いていこうかなぁとかは迷っているのですが、とりあえず「どういう属性か」「どこが面白かったか」はきちんと書こうと思います。
ただ、当然ながらネタバレは書きませんが、「こういうところがいい」「ここは微妙」などと言われてから読むとどうしてもそれがまとわりついてしまう恐れがあるので、読む場合は自己責任で(おい)。


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