けいのへや

2006/06/22(木)23:02

遅延

いつもより一本はやい東横線に乗ったところ、またすさまじく微妙なところで電車が止まりました。 新丸子。目的地である日吉からは3駅分。1駅だろうが5駅だろうがたいした差はなく、大切なのは電車が止まった場所が重要地点か否かであります。 たとえば渋谷(そこらじゅうの路線とつながってる駅)や自由が丘(大井町線とつながってる駅)で止まったとすれば、メールとかを使って同じ場所で足止めを食ってる友達と合流できるんですよね。仮に止まった時点で周囲にいなくても、全員が同じ路線で動けなくなるのですから、10分もすれば網に引っかかります。 新丸子とか思いっきり孤島ですしね……。 しかも妙なことに、なぜかじわじわと進んでいくんですよ。新丸子で停止した5分後に武蔵小杉。この動きはなんとなくわかります。他の車線につながる武蔵小杉に運んでいったほうが助かる客も多いでしょうし(まぁ動かなくても目黒線かなんかで武蔵小杉にいけましたが)。 が、原因(どこぞの駅で車両故障)がわかり、復旧に時間がかかるとわかったあと、なぜかもうひとつ動くんですよ。元住吉。目的地の日吉のすぐ隣。 この元住吉というチョイスが意味不明であります。恐ろしいほど何にもない街。誰か乗車してくるわけでもなく、何か他社線があるわけでもなく。 うざったい要素は目的地のすぐ隣であるという甘い誘惑。 少し歩けば遅刻することもなくたどり着けるんじゃないか。そういう誘惑に心がやられます。 とはいえ、実際に東横線を利用する人ならわかると思いますが、元住吉-日吉間は東横線の中でもずいぶん長い距離を持ってるんですよね。うかつに進むとろくなことになりそうにありません。 そもそも電車、というよりこの手の時間を大事にする業界で何らかの遅延が起こった場合、何分くらい遅刻するかの予定を不気味に長く設定するんですよね。昨年、復旧は10時になるとかいいながら8時半に電車が動いたときはどうかしてるんじゃないかと思いました。 何か相手に不都合があったとき、どの程度ひどいのかを伝える際は出来るだけ悪い方向で話したほうが、あとで心理学的に便利、という法則があるみたいですね。 友達に「30分遅れる」といわれて、実際に15分でついてくれたら「思ったより早くてよかった」とか言う、不幸中の幸い的なものにぴりぴりしてた心がごまかされた、なんてことはないでしょうか?それは友人の巧妙な罠かも知れないらしいですよ。他にも、お医者さんが「この手術の成功率は1割です」とかいったとき、実際には5割だったりするのもよくあるらしいです。失敗しても「まぁ1割だし」、成功したら「1割なのにっ」。実にうざったい種族ですね、医者ってのも(おい)。 というわけで、うかつに駅を降りたりせずに、電車がすぐに直るという予想を立ててみました。予想通り、10分足らずで元住吉-中華街間の復旧が出来るという放送。なぜか元住吉も範囲なのが笑えましたが、やれやれ一件落着。 かと思いきや。 「線路上を歩くお客様がいるので運転を再開できません」 いやどこの勇者だよそいつは。 迷惑この上ない一瞬。 結局歩いても電車でも大差ない微妙な時間につきましたが、9時15分復旧とかいいながらちゃっかり8時半に復旧してたのはさすがでしたね。電車ってのも大変な仕事だなぁと。 以上、おかげで1時間目の物理がつぶれました。レポート提出日が流されて、平穏を獲得。

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