慶応学習会

第10則　成功の道は無数にある。あせらずリラックスせよ。

　受験必勝法の最後は、以外ですが、受験の結果にこだわらないで欲しいということです。受験も単なる人生の通過点に過ぎません。合格、不合格に人生を左右されないでください。

「この道より我を活かす道なし、この道を行く」という考えも立派だと思います。
しかし私はあまり早くからこの心境になってしまうのはどうかと思います。

身分制度があった時代は、百姓のせがれは百姓（農民というべきか）、武士の息子は武士と決まっていました。
　それと比べて現代の若者には自由があります。自由があるだけに、悩みは選択の多さにあります。自分が何をしたら良いのか悩む。これは若さの持つ豊かさともいえるでしょう。　
　だからあせるんです。でもあせりは、早く結果が欲しいという貪りの心です。
努力すれば成功の道は、無数にあります。努力する人はあせる必要はありません。
受験も仕事も、他人との戦いでなく、自分との戦いです。自分を光り輝かせるための修行だととらえるべきです。あせったら実力の半分も出せません。
　リラックスして、自分の強みを磨いてゆきましょう。

　塾経営の話になりますが、今年ちはら台には、日本で合格力1位と2位の塾を始め、全部で塾が７塾程度、分かっているだけで開業しました。
　たぶんこれは、ちはら台の子供にとっては、自分に一番あう塾を探しやすくなった点で、ラッキーだと思います。社会全体にとっては、自由競争はいいことなんです。
　塾経営者の私にとっても、これは切磋琢磨して努力して自分を磨いてゆけるチャンスです。
　人間にとって、一生を通じて努力できることが幸福です。

　ですから受験生で、第一志望が不合格でも、あせらないでください。努力を止めなければ、３年後、１０年後はまったく違う人生が展開します。
　努力のプロセスの中に幸福があります。結果はカスみたいなものと思ってください。
無限の可能性を持つ人生に、努力という武器を持って立ち向かえば、失敗はありません。

　今日は、私自信に言い聞かせるつもりで書いてみました。

設問
あなたの成功の道にはどんな道があるでしょうか。できるだけたくさん考えてみてください。
受験生は、あせらずリラックスすることがなぜ受験必勝につながるのでしょうか。

wrote:塾長　小野田