果敢な挑戦
北京オリンピックも終盤になりました。色々ありますが、時間がある時は楽しんで見ています。先日、女子スノーボードの岩渕麗楽選手が、大技に果敢に挑戦しました。成功すれば世界初となる技でしたが、惜しくも転倒して成功にはなりませんでした。岩渕選手は前回の平昌オリンピックで4位でした。今回も4位で迎えた決勝の3本目に、大逆転を狙って大技に挑みました。残念ながら成功とはならず、順位は前回同様4位でした。しかしながら、各国のライバル選手が岩渕選手のもとに集まって、抱き合い称賛する姿がありました。ライバル選手たちも、岩渕選手の果敢な挑戦を讃え、リスペクトする姿勢には、スポーツの素晴らしさを感じました。そして惜しくも4位となった岩渕選手の、オリンピックの舞台での挑戦する姿勢に、心から拍手を贈りたいと思います。40年ほど前、高校生の時に体育祭がありました。私は3,000m走のクラス代表選手でした。力のある選手がたくさんいると思っていたので、この時の私は賭けに出ました。自分の力よりも速いスピードで、先行逃げ切りに挑みました。3,000m走は、400mのグラウンドを7周半走ります。私はかつてのMGCの設楽悠太選手のように、スタートから飛び出しました。先行逃げ切りしか勝つ方法はないと思っていたので、果敢に挑戦しました。結果は、途中から集団に飲み込まれて、確か7位ぐらいまで落ちたと思います。この時は、今思うと果敢な挑戦というよりは、少し無謀な挑戦でした。結果は惨敗で、苦い思い出になりました。それでも、挑戦することは良いことだと思います。何歳になっても、自分に挑戦していきたいと思います。久しぶりに昔のことを思い出しました。今の自分だったら、前半抑えて後半勝負に出るな、などと余計なことを思いながら。