上海でぼったくり被害が相次ぐ
上海でぼったくり被害が相次いでいるとのニュースがありました。現地の日本領事館が、中国側に適切な捜査を行うよう申し入れだということです。テレビに出ていたケースでは、被害者は20代の日本人男性です。上海に赴任して日が浅く、アプリで中国人女性と知り合ったそうです。そして、その女性と仲良くなり、食事に行こうということになりました。その女性の知っている南京東路のお店に行って、7,000元(約13万円)を支払わされたということです。上海日本総領事館によりますと、中国のゼロコロナ政策が変更された去年12月以降被害が急増し、この1ヶ月で10件を超える相談が寄せられたということです。中には、約50万円ほどの多額のぼったくりに遭った人もいるそうです。ロックダウンが行われた上海では、収入源を断たれて経済的に困窮した店舗や女性も多く、ぼったくりの増加につながっている可能性があるということです。上海市の在留邦人は昨年10月時点で約3万6,600人で、私が駐在していた頃の約半分程度ですが、まだまだ多くの人が駐在しています。この手の話は、昔からあります。私が上海に赴任した頃も、駐在員の先輩から、気をつけるように言われました。こういう被害を防ぐのはシンプルで、とにかく変な誘いに乗らないのと、知っている店に行くしかありません。私の頃は、道端の客引きがいましたので、とにかく無視することで、このような被害には遭いませんでした。そして、色々なコミュニティで出来た関係を活かして、知っている人に連れて行ってもらうお店を利用していました。信用できるお店なら、間違いありません。今はアプリで女性とすぐに知り合えるということで、この手の被害に遭うことがあるようです。そのプロセスには変化がありますが、ぼったくりに遭うリスクは、今も昔もあまり変わらないようです。