大阪・関西万博が閉幕
大阪で行われていた大阪・関西万博が、昨日閉幕しました。4月13日から始まり、184日間の会期を終えました。万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、165の国・地域・国際機関が参加しました。運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によると、12日時点での一般の入場者数は、速報値で約2,529万人となったそうです。2005年の愛知万博(愛・地球博)の2,205万人は上回りましたが、万博協会が当初、想定していた2,820万人には届かなかったこととなります。それでも、後半になるに連れて入場者数も増え、最終的には黒字化を達成したと見込まれます。正式な損益などの報告は、2028年になるということです。閉幕後の撤去などの対応に係る人件費など、さまざまな集計をするため、この程度の時期になるそうです。関西万博は、当初はネガティブな報道が先行していました。予算や経済効果に対する批判があり、準備も遅れていました。キャラクターのミャクミャクも、特異なデザインで不評でした。開幕に開設が間に合わないパビリオンもあり、前途多難を予感させました。開幕前には、入場券が売れていない、などという情報も出ていました。私のところにも、スポンサー企業から入場券の案内が数社ありました。これらのネガティブな要素を吹き飛ばし、終わってみれば2,500万人を上回る来場者があり、盛況だったと思います。あれほど酷評されたミャクミャクは大人気になり、最終日の昨日は、石破首相から表彰されていました。次回の万博は2030年10月1日~2031年3月31日で、サウジアラビアの首都リヤドで開かれます。万博旗の受け渡しも行われたようです。私は万博には行きませんでしたが、周囲では行ってきた人が多数いました。次は2027年に、横浜で国際園芸博覧会が行われます。この国際園芸博覧会は、1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会(花博)」以来の日本での開催となります。何だかんだ言っても、リアルで開催される博覧会があると、多くの人が訪れると思います。関西万博に携わった皆様、大変お疲れ様でした。